|
これからのユビキタス社会では、一人のユーザが多数のハードウェア機器をインターネットに接続し、ユーザは必要に応じてそれらを組み合わせ、特定の目的を達成するための機器として再構成して操作する、といった利用形態が具体化していくと考えられる。このような真のユビキタス社会を実現するには、ハードウェアが本当に安全で確認された環境を提供しているかを検証する、いわゆる、ネットワーク環境におけるハードウェア認証のフレームワークが必要になる。
提案者はこれまでの開発で機器指向の認証・アクセス制御を実現するICチップソフトウェアの開発を進めている。これは、機器のIDを安全に格納し、セキュリティ処理を安全で信頼されたCPUとメモリで実行するICチップで動作するソフトウェアである。本提案ではこの機器指向のセキュリティ機能を持つICチップを応用して、従来型の家電にアドオンして「簡単」「安全」にネットワーク化する為のLinuxマイクロサーバのソフトウェアシステムを開発する。本提案により従来型の家電機器の安全なネット対応を推進する。
具体的には、機器間の相互認証はICチップと連携するインターネット鍵交換プログラムで実現する。機器間の暗号化通信は IPsec (IPv6のセキュリティ機能) で実現する。マイクロサーバにはUPnPサービスを実装するものとし、ユーザはウェブブラウザ経由で機器に操作命令を送信できるようにする。機器を操作する際には、ICチップに格納された属性証明書とアクセス制御リストを用いて権限に基づく機器のアクセス制御を実現する。最終的に家電機器の制御はマイクロサーバのデジタルI/Oによって実現するものとする。
|