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2006年度下期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  安村 通晃



2.採択者氏名


代表者

井上 謙次(大阪工業大学大学院情報科学研究科修士課程

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


 有限会社シーカネット



4.採択金額


  2,180,000



5.テーマ名


 共同ローカリゼーションフレームワーク



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

ソフトウェアのローカリゼーションとは,簡単に述べれば(日本語の場合)ソフトウェアのユーザインタフェースを日本語化するである。また,利用方法などを記述したドキュメンテーション(文書類)を翻訳することもローカリゼーションの一部である。

翻訳業界では翻訳メモリを利用した翻訳支援ツールが存在する。しかし,ソフトウェアのローカリゼーション,特にローカリゼーションをプロジェクトチーム内で分担して行う場合,効果的に活用することが難しい。また,チーム作業を考慮したローカリゼーション用システムでは翻訳メモリなどの機能を持たず,また汎用的なシステムも存在しない。

そこで,本提案では以下の要件を満たすシステムの開発を行うものである。
(1) 汎用的なローカリゼーションシステム
(2) 効率的なチーム作業の支援が可能
(3) 効率的な翻訳支援ツールが利用可能
結果として,より効率的なソフトウェアローカリゼーションによって優れたソフトウェアがより一般のユーザに利用され,特にオープンソースソフトウェアの普及に広く貢献できることが期待できる。

具体的開発項目は以下の通りである。
1. 汎用的なローカリゼーションシステムの設計と実装
  Ajaxを用いた簡潔で使いやすいWebアプリケーションを開発する。
2. 共有翻訳メモリと共有用語集の設計と実装
  ユーザ間で共有可能な翻訳メモリと用語集を開発する。
3. チーム作業の支援機能の設計と実装
  共同作業を支援する様々な仕掛けを組み込むことで,実用に耐えうるシステムの開発を目指す。




7.採択理由(担当PMからのコメント)

本テーマは、「共同ローカリゼーションフレームワーク」となっているが、要するに、ソフトウェアなどの翻訳を効果的に行なうためのシステムと環境の構築が主題である。
提案者の井上君は、実際にこれまで共同翻訳に関わっていた経験を持つ点が非常に重要である。
この提案では、共同翻訳では欠かせない、翻訳前のテキストと翻訳後のテキストの対である翻訳メモリ、および共有用語集といった、基本要素を備えたWeb上のアプリケーションであり、特に、「共有」という点に力点があり、まさにこれからのオープンソースコミュニティにとって、重要なシステムとなりうる。
井上君の趣味が翻訳、というのもいい。単なる試作に留まらず、ぜひ実用になるようなところまで、工数をかけて、より完成度の高いシステムに一歩でも近づけて欲しい。





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