| ソフトウェアのローカリゼーションとは,簡単に述べれば(日本語の場合)ソフトウェアのユーザインタフェースを日本語化するである。また,利用方法などを記述したドキュメンテーション(文書類)を翻訳することもローカリゼーションの一部である。
翻訳業界では翻訳メモリを利用した翻訳支援ツールが存在する。しかし,ソフトウェアのローカリゼーション,特にローカリゼーションをプロジェクトチーム内で分担して行う場合,効果的に活用することが難しい。また,チーム作業を考慮したローカリゼーション用システムでは翻訳メモリなどの機能を持たず,また汎用的なシステムも存在しない。
そこで,本提案では以下の要件を満たすシステムの開発を行うものである。
(1) 汎用的なローカリゼーションシステム
(2) 効率的なチーム作業の支援が可能
(3) 効率的な翻訳支援ツールが利用可能
結果として,より効率的なソフトウェアローカリゼーションによって優れたソフトウェアがより一般のユーザに利用され,特にオープンソースソフトウェアの普及に広く貢献できることが期待できる。
具体的開発項目は以下の通りである。
1. 汎用的なローカリゼーションシステムの設計と実装
Ajaxを用いた簡潔で使いやすいWebアプリケーションを開発する。
2. 共有翻訳メモリと共有用語集の設計と実装
ユーザ間で共有可能な翻訳メモリと用語集を開発する。
3. チーム作業の支援機能の設計と実装
共同作業を支援する様々な仕掛けを組み込むことで,実用に耐えうるシステムの開発を目指す。
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