IPA






2006年度下期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  安村 通晃



2.採択者氏名


代表者

稲津 和磨(電気通信大学電気通信学部情報工学科

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


  株式会社 オープンテクノロジーズ



4.採択金額


  2,500,000



5.テーマ名


  AjaxによるWebコミュニケーションツール



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

現在ユーザーが気軽にWebページを編集するツールとしてWikiやBlogといったものが普及している。
通常これらのツールの実装にはCGIが用いられている。このことにより各種レスポンスが静的なHTML文書に比べどうしても遅くなってしまうのが現実である。
現在日本で普及しているWikiは編集画面に移行する際にもサーバへデータを要求するものが少なくない。編集画面への移行などはサーバから得る情報はまったくないのでローカルで処理したほうがよい。
また、ページの書き換えが発生した際もサーバに書き込みに行った後にページを更新するものが多いがこの場合も書き換えたデータはサーバの返信を待たずとも更新することができる。
さらにページ閲覧の際もサーバにあるCGIが生成するHTMLを取得し表示するためページ読み込みに時間がかかる。WikiにしろBlogにしろ利用者が一番する行為は閲覧である。閲覧の際のページ読み込みが遅いのはかなりのストレスになるし作業効率が悪い。
これらの速度面を改善するためにJavaScriptとCGIを用いてWikiを実装することを考える。
このツールは近年Hotな技術であるAjaxを利用して行おうと考えている。
画面の動的な生成/遷移にはJavaScriptを用いる。またサーバからの非同期なデータ読み込みにはAjax技術をもちいる。
考えている機能は以下のようなものである。
編集可能なページ生成/閲覧
書き換え権限の概念
ページ凍結
Ajaxによる動的なページキャッシング
他ユーザの書き込みのリアルタイム反映
ページ書き換え時にロックをかける
ページ閲覧者同士のコミュニケーション(チャットのようなものまたはBBSのようなもの)
キーワードの自動認識
被リンクページからリンクページをたどれるようにする
このツールが完成すればWebのコミュニケーションツールとしてひとつの選択肢が増える、ということだけでなくAjaxのこれからの可能性について示すものとなるのではないかと考えている。



7.採択理由(担当PMからのコメント)

この提案は、Ajaxを用いてWikiを高速化しようという単純明快なものである。Ajaxを用いたWikiとしてはすでに、TiddyWikiなどがあるが、本提案では、ページデータのキャッシングなどの点でより工夫している。
書き込みなどしない読み出しだけのユーザーにとってどんなメリットがあるのかとか、書き込みの非同期制御はどうするのか、と言った問題も無いではないが、今後ますます増えると思われるWikiの高速化や改良はWeb2.0時代には期待が大きい。Ajaxによる高速化以外にも、ページ閲覧者同士のコミュニケーション機能などの追加を考えているようで、こちらも期待したい。基本部分をキチンと動くようにしたあと、このような拡張部分に少しずつチャレンジしていって貰いたい、と考えている。
稲津君は最新技術の動向に目配りのきいた若者でもある。技術を磨きつつ、本提案の完成を目指して貰いたい。





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