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2006年度未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  筧 捷彦



2.採択者氏名


代表者

猪子 徹 (北海道大学大学院情報科学研究科

共同開発者

 木村将希(北海道大学大学院情報科学研究科


3.プロジェクト管理組織


  日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  「旅する漢字 “漢字んカナメ” 〜漢字学習支援システム〜」



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

現在、多くの子供や、外国人が“漢字”を学んでいる。外国人にしてみると、漢字は未知のものであり、習得には大変な苦労を伴う。しかし、日本語教師が外国人生徒に対し、“漢字にストーリーを与える”ことによる教育方法を実施したところ、非常に効果を発揮したという報告がある。
一方、現在、日本で用いられている漢字の8割は形声文字に属する。しかし、形声文字は、ぜそのような文字に至ったかというストーリーが非常に複雑なものが殆どである。これではストーリーを元に漢字を学習するのは非常に困難である。そこで、本プロジェクトは、“漢字にユニークなストーリーを与える”ことにより、漢字の学習を支援する「旅する漢字 “漢字んカナメ” 〜漢字学習支援システム〜」の開発を提案する。ストーリーを生成する際、本システムは、子供遊びである“5W1H遊び”の概念を用いている。これは、“いつ、どこで、だれが、だれと、なぜ、なにをした”というものを別々に書いてユニークな文を作る遊びである。
また、本システムは、既存の漢字学習教材とは違い、バックグラウンドで起動するシステムであるため、通常業務を行いながら漢字を学ぶことが出来る。さらに、文のストーリーに沿った、文字アニメーションが生成される斬新な試みも盛り込んでいる。
本システムのストーリー生成プロセスは以下のようになる。
@ あらゆる文字媒体から漢字が旅に出る
A 旅先(Webサイト)で、5W1Hの要素を集める
B 要素が集まったところで、システムが一文を自動生成する。
C 字がアニメーションで、その一文を表現する。そして@に戻る
情報の海を航海する漢字学習システム“漢字んカナメ”。あなたも大海原へ漕ぎ出よう!



7.採択理由(担当PMからのコメント)

子供や外国人が漢字を勉強する際に,楽しく学べる場をつくるというのが猪子君の提案するプロジェクトの目標である。具体的には,それぞれの漢字の成り立ち(偏や旁,見た目の部品)などに基づいてその漢字に伴う「お話」を作り出し(自動生成し)て紹介することで興味を引きつつ漢字の学習を手助けするシステムを作ろうという。このとき,P2Pを使ってあちこちのWebサイトを渡り歩きながら5W1Hを備えた「お話」を作り上げていくエージェントの形を採用しようというのである。さらに,利用者の興味を引くべく,これらの動作をアニメーションとして画面表示することも行うという。開発は,猪子君と1年下の木村君のペアで行う。主開発は猪子君が,アニメーション化は木村君が担当する。二人の共同作業で個々人の能力の和以上のものが生まれることを期待している。




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