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2006年度未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  筧 捷彦



2.採択者氏名


代表者

藤堂 英樹 (東京大学大学院修士課程

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


  日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  アニメ表現におけるアーティスティックな陰影コントロール法



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

トゥーンレンダリングという技術がゲーム業界等で広まっているが、陰影に関してみると、2次元アニメキャラクターの見栄えを重視した陰影をうまく表現できない場合がある。そこで、当提案は、トゥーンレンダリングで得られる陰影をユーザーがコントロールする事を可能にし、よりオリジナルの2次元アニメキャラクターに近い陰影の表現を目指すものである。結果として、ゲームや3Dフィギュア、実際のアニメーション制作への応用が期待できる。
具体的な開発項目は以下である。
1.陰影を編集するインターフェースの実装
 トゥーンレンダリングで得られる陰影をユーザーが編集できるようにする機能
 現段階では、ペイントソフトのブラシのようなインターフェースを考えている。
2.陰影をキーフレームで補間するシステムの実装
 それぞれのキーにおけるキャラクタの陰影を陰影編集インターフェース(1)により編集し、陰影の移り変わりをキーフレームで補間する。
3.陰影を光の方向により補間するシステムの実装
 陰影を編集したい光の方向を最初に選び、陰影を陰影編集インターフェース(1)で編集し、(光の方向、陰影)のデータ集合を作る。ユーザーが見たい光の方向を指定すると、システムがデータから陰影を補間する。

2.だけでも、今までトゥーンレンダリングで表現できなかった陰影を利用したアニメーションを制作可能。
ゲームへの応用を考えると、3.のシステムが必要になる。



7.採択理由(担当PMからのコメント)

3Dモデルの陰影をアニメ調に表現するトゥーンレンダリングは,物理的な計算に基づいて行われる。しかし,セルアニメで手で描いたものではキャラクタの見栄えの良さを重視した陰影が工夫されている。そこで,トゥーンレンダリングの陰影をセルアニメのように制御する仕組みを提供するというのが,藤堂君の提案内容である。すでに特定のクリエータとは意見交換を行いながらアイディアのブラシアップを行ってきている。このプロジェクトは,修士論文の研究そのものともなるという。卒論の時以来,この関係のシステム作り,ソフトウェア作りを行ってきているし,何より,藤堂君自身がアニメ描画に深い興味をもっているのできちんとした成果が出るに違いない。ただし,成果を享受して くれるユーザが著しく限定されているのが難点といえば難点である。より多くのユーザが得られる展開も見い出す努力も期待したい。




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