IPA






2006年度未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  筧 捷彦



2.採択者氏名


代表者

越智 悠太 (東京工業大学 大学院情報理工学研究科

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


  株式会社 オープンテクノロジーズ



4.採択金額


  2,300,000



5.テーマ名


  FileUtils - URI: ローカルファイルにWebコンテキストを付加するためのライブラリの開発



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

近年,Web上のコンテンツの爆発的な増加にともなって,PCユーザのディスク上における
 1. ダウンロードファイル数
 2. アップロード対象ファイル数
 3. ソフトウェアヘルプなどのWeb上への移行
が増加している.
このような状況にもかかわらず,PCユーザが所有するファイルと Web上のURLとの関係(Webコンテキスト)を取り扱う標準的な方法が無いために, 既存のアプリケーションのほとんどはWebコンテキストを無視していた. このためにPCユーザはダウンロード元が不明なファイルの最新版を探したり,ソフトウェアヘルプを参照したりするたびにWebを検索しなければならなかった.本プロジェクトでは,Webコンテキストを取り扱うためのフレームワークとライブラリFileUtils - URIを開発する:

1. Webコンテキストを取り扱うためのFileUtils - URIの設計
  ○Webコンテキストを表現するメタデータ形式と格納方法を設計し,3つの機能の詳細を決定する:
    (1) ファイルに関連したURIのリストアップ
    (2) ファイルとURIのリンクとリンク解除
    (3) URIによるファイルの検索
2. Rubyによるライブラリのプロトタイプ実装とJavaScript,C言語への移植
  ○スクリプト言語Rubyを用いてプロトタイピングとテストを行い,Webブラウザ用のライブラリとUNIX向けライブラリを
    実装する.
3. コンソールから利用できるコマンドラインアプリケーションの開発
  ○lsu,lnu,findu(List URI,Link URI,Find URI)コマンドを開発する.
4. サンプルアプリケーションRSS/Directoryの開発
  ○ディレクトリのWebコンテキストをRSSとして出力し,Webブラウザから閲覧可能にする.



7.採択理由(担当PMからのコメント)

すでに多くの情報がWebの世界にあり,それぞれの計算機の中に置いた情報も,Web世界の中の情報への参照なしには語れなくなっている。加えて,計算機の中に置いている情報も,Web世界の中の情報のコピーにすぎないことが多い。そこで,計算機ファイルにそうした「Webコンテキスト」を付加することができる環境を用意しようというのが越智君の提案である。環境は,ライブラリの形で提供する。ファイルにURIを付加する指令,ファイルに付加されているURIをリストする指令,逆にURIを与えてそのURIが付加されているファイルを検索する指令を用意する。そのサンプルアプリケーションとして,ディレクトリ単位にURIとファイルとの対応関係をRSS/XMLファイルとして書き出す RSS/directory という名前のアプリケーションを作る。これはキラーアプリケーションになってくれる可能性を秘めている。とはいえ,現時点で構想している実現方法では,ファイルをコピーしたり移動したり改名したりするとURI付加情報が失われてしまう。 この欠陥を補う工夫を期待したい。




  ページトップへ   






  Copyright(c) Information-technology Promotion Agency, Japan. All rights reserved 2006