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2006年度未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  筧 捷彦



2.採択者氏名


代表者

古橋 貞之 (筑波大学第三学群情報学類

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


  株式会社 びぎねっと



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  統合ディスクレスネットワーク基盤システム



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

比較的小規模な企業や教育機関でさえコンピュータシステムが導入されることが当然となっている一方、ハードウェアの急速な進化と複雑化に伴い、システムの管理コストは日々増大している。しかし見方を変えれば、多数のコンピュータが高速・低遅延のネットワークに接続された状態で同時に稼働するシステムは、それ自体有用な資源である。これを有効かつ簡単に活用するための基盤システムを開発することで、様々なネットワークサービスを容易に構築することが可能になる。よって、1台のコンピュータをディスク(CD/DVD/HDD/USBメモリなど)から起動し、続いて他のコンピュータを次々にネットワークブートすることで、瞬時にディスクレスネットワークを構築するシステム「VIVER」を開発する。バンドル/プラグイン方式による柔軟な機能拡張機構を実装し、ファイル共有システムや統合認証システムはもちろん、フェイルオーバーや負荷分散、並列処理、SSI(Single System Image)などの各種クラスタ環境をも、簡単かつ瞬時に構築できるようにする基盤システムを目指す。Linuxカーネルをベースとするが、特定のLinuxディストリビューションに依存しないことで、利用環境に合わせたあらゆるカスタマイズを可能にする。ディスクレスで起動し、既存の環境を残したまま新システムへの移行を可能にすることで、Linuxデスクトップ導入の足がかりとしての活用も考えられる。
この応募では試作段階にあるVIVERの改良・刷新を目的とし、(1)分散ディスクイメージ共有システムの導入、(2)起動プログラムの高速化と例外処理の強化、(3)プラグイン仕様の刷新、(4)プラグイン管理ツールの開発、(5)ディスクイメージ作成ツールの開発を目指す。



7.採択理由(担当PMからのコメント)

古橋君は,未踏ユースに数々の先輩を輩出してきている,あの筑波大学AC (Admission Centre) 入学の学生の一人である。人の集まりは,そこに勢いが生じるとたちまちの内に加速する。筑波大学は今,そうした加速中の集まりの一つであることは間違いない。古橋君の提案は,高速ネットワークの整備された環境を活かして,1台の計算機のディスク装置においたOSを,つぎつぎにネットワーク上の計算機にネットワークブーティングしていって,瞬時にディスクレスネットワークを組織する,というものである。すでに,その構想に基づいた試作品はできあがっていて,その改良・刷新を行おうというプロジェクトを提案してきている。プレゼンテーションも的確であった。プロジェクト終了時に,高いレベルで洗練したシステムが仕上っていているだけでなく,自らの腕を上げていることを期待する。




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