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2006年度未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  竹内 郁雄



2.採択者氏名


代表者

三井 悟(早稲田大学大学院修士課程

共同開発者

太田 英之(早稲田大学大学院修士課程


3.プロジェクト管理組織


  株式会社 オープンテクノロジーズ



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  モバイルARと小型センサによるタンジブルユーザインタフェースの実現



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

近年、家電や日常物などあらゆるデバイスにコンピュータが組み込まれてきている。離れた位置からデバイスに接続して様々なサービスや情報を得るために、コントローラや情報端末を用いる場合があるが、操作するデバイスが増加すると共にそれを扱うコントローラの数も増加してしまう問題点が存在した。コントローラを一つに統一する方法は有効な方法で以前から存在しているが、従来のリモコンでは限られたボタンで多数の機能を扱うのは困難であり、様々な機能の中から自分が求めるものを探し出すのに時間がかかってしまう。また、それぞれのデバイスは独立しており、データを渡したり連携した動作を行うことも現状のコントローラでは難しい。

そこで我々が提案するのは、身近な情報端末である携帯電話一つで様々なデバイスを操作でき、複数のデバイス同士の連携処理を可能とする新しいコントローラである。AR(Augmented Reality:拡張現実感)という実世界の物体を3Dなどを用いた仮想的なデジタル情報で拡張する手法を用い、サービスの情報や操作方法をユーザが直感的に理解できるようにする。そして、携帯電話にマルチセンサを搭載し、ARにしたがって操作するユーザの動作を解析し入力とすることで、ボタンを乱用しないタンジブルなユーザインタフェースを実現する。また、ARで拡張したデバイスを直接選択する感覚で、あるデバイスが持つ写真をプリンタで印刷したり、ディスプレイに表示するといったデータの連携を行えるようなコントローラを実現する。

本提案により、タンジブル・ユーザインタフェースのフレームワークを確立することを最終的な目標とする。誰でも直感的に分かる操作方法を実現し、デバイス操作を行うアプリケーションの開発時に負担が軽減されるよう貢献したい。



7.採択理由(担当PMからのコメント)

昨年度の花岡君たちのプロジェクトの似ているといえば似ているが,ユーザの能動的な操作を活用し,たくさんの直感的インタラクションを携帯電話上の拡張現実感 (AR) を用いて創造しようというところが新しい.使用する小型センサがやや特殊だが,こんなものは早晩ありふれたものになるだろう.実際,センサリッチな携帯電話が商品化されるのは時間の問題である.むしろ重要なのは,このような仕組みを実現するためのソフトウェアアーキテクチャである.携帯各社もこのあたりで悩んでいると聞いたことがある.だから,三井君たちに期待するのはまさにここである.ここをしっかりと磨いて作り込み,技術的先駆を見せてほしい.とはいえ,デモも重要なのでよろしく.




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