IPA


公募結果一覧へ

 



2006年度下期 未踏ソフトウェア創造事業  採択案件概要


 




1.担当PM

  河野 恭之 PM (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教授)




2.採択者氏名

開発代表者

織田 英人 (東京農工大学電子情報工学専攻博士後期過程2年 )

共同開発者

伊藤 禎宣 (東京農工大学 大学院 工学教育部 情報工学専攻 ユビキタス&ユニバーサル情報環境専修 特任講師 )




3.プロジェクト管理組織


  テクノロジーシードインキュベーション株式会社




4.採択金額


  4,000,000




5.テーマ名


  スタイルフリーな統合日本語筆記環境の構築




6.関連Webサイト


  なし




7.申請テーマ概要

現在,様々な日本語の手書き(筆記)情報を扱う環境が提供されている.しかし,入力手段の制約,管理手段の制約,閲覧環境の限定といった種々の機能的限界が,その利便性をスポイルし,普及には至っていない.本提案は「スタイルフリー」と称して,これらの制限を取り払う環境を構築する.

 

(1) 手書き文字列認識・検索ライブラリ

認識精度が高いだけでなく,縦・横・斜めなど自由な筆記方向や,多言語や多様な記号を併用する日本語独特の記法を念頭に,高水準の手書き認識・検索ライブラリを開発する.また,非商用利用者である研究教育機関に向けて公開する.

 

(2) 手書きパタン標準化マネジメントシステム

各種デジタルペン・ペーパーデバイス等による筆記内容(手書きパタン)の標準化マネジメントシステム,及びこれのアプリケーションを開発する.様々な記録形式を持つ異種デバイス群への対応機能,スキャナ等を介さず紙面上の印刷済情報と付加的筆記情報をシームレスに取り扱う機能などを特徴とする. ペンデバイス販売会社及びペン環境利用企業と協業しつつ,実用志向のアプリケーション開発を推し進める.

 

(3)手書きパタンデータベース

文字だけでなく,図,数式,表なども含む,実社会でよく筆記される手書きパタンの事例を収集し,(1)の性能向上に用いる.また,(1)と同様に非商用公開し,手書きに関連する研究のニーズの喚起,活性化を狙う.

 

上記のうち(1)(3)を研究教育機関への働きかけ, (2)を産業界への働きかけと位置づける.そして,我々が両者を結ぶハブとなり,技術交流を活性化し,産学連携によるイノベーションを創出する.最終的には,ライブラリを商用化し,ライセンス事業を展開する. 




8.採択理由

文字と図形が混在し,また文字の方向も自由に書かれた手書きパターンから文字列領域を抽出するライブラリの整備と,手帳アプリケーションによる体験メディアデータへの簡便な情報付加を主眼とする意欲的な提案であり,実装・公開によるインパクトは大きい.PMが管理する他のプロジェクトとの積極的なコラボレーションも期待したい.



  ページトップへ   

 

 




  Copyright(c) Information-technology Promotion Agency, Japan. All rights reserved 2004