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2006年度下期 未踏ソフトウェア創造事業  採択案件概要


 




1.担当PM

  河野 恭之 PM (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教授)




2.採択者氏名

開発代表者

西本 一志 (北陸先端科学技術大学院大学知識科学教育研究センター・助教授 )

共同開発者

なし




3.プロジェクト管理組織


 テクノロジーシードインキュベーション株式会社




4.採択金額


  4,250,000




5.テーマ名


  「弾き語り」のための楽器の開発




6.関連Webサイト


  なし




7.申請テーマ概要

本提案では,楽器を使って自ら伴奏を行いながら歌を歌う,「弾き語り」と呼ばれる形態の音楽演奏を行うための楽器を開発する.弾き語りは,軽音楽の分野で広く行われている演奏形態である.ところが,弾き語りを行うことは容易ではない.楽器を単独で演奏すること自体そもそも容易ではなく,膨大な訓練を必要とする.一方,歌を歌うことも容易ではなく,思い通りの歌唱を可能とするためには,やはり膨大な訓練を必要とする.弾き語りでは,この両方の困難を克服しなければならず,しかも楽器演奏と歌唱とを同時に行うことは,単純な困難の加算以上の困難を招く.ゆえにアマチュアにとって,弾き語りは実現不可能な夢に終わることが多い.また,プロにとっても二つの演奏を同時に行うことにより認知的・身体的負荷が大きくなり,十分に満足いく演奏を実現することが困難になっている可能性が考えられる.

提案者は,弾き語りにおける最も重要な演奏行為は「歌唱」にあり,楽器による「自己伴奏」は歌唱をサポートするものであると考える.つまり,楽器演奏を単独で行う場合と弾き語りの場合とでは,楽器演奏に求められるモノが異なる.そこで,自己伴奏という演奏形態に特化し,そこで本質的ではないが実行されねばならない演奏要素を支援・代行するシステムを構築することにより,自己伴奏で本質的な演奏要素に対する操作処理を容易にする「弾き語り用」楽器を構築する.これにより,自己伴奏の質を落とすことなく,そのために必要な負荷を軽減し,余裕ができた分を歌唱の質の向上に回すことを可能とする.こうして,弾き語りの全体的な質を向上させるとともに,アマチュアでも容易に弾き語りを楽しむことを可能とする.




8.採択理由

「カッコヨクありたい」という人の基本的な欲求の実現に本質的ではない基本演奏行為をシステムが担当することで,ユーザには主張・演出行為に集中してもらうというアイディアが未踏的で面白い.中途半端に楽器を習ったレベルの人が「カッコイイ」という要素により意識を割ける道を開いて欲しい.



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