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2006年度下期 未踏ソフトウェア創造事業  採択案件概要


 




1.担当PM

  河野 恭之 PM (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教授)




2.採択者氏名

開発代表者

辻田 眸 (お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科 数理・情報科学専攻 )

共同開発者

なし




3.プロジェクト管理組織


  テクノロジーシードインキュベーション株式会社




4.採択金額


  7,750,000




5.テーマ名


  遠距離恋愛支援システムの開発




6.関連Webサイト


  なし




7.申請テーマ概要

・本提案では,遠距離恋愛を支援するシステムを開発する.

携帯電話やテレビ電話,チャットや,メールなどさまざまな通信技術の発達により,昔に比べると遠距離間でもコミュニケーションをとりやすくなった.

しかし遠距離恋愛ならではの問題(相手の不在感や“距離感“,“時間”から生じるコミュニケーション不足)で悩んでいる人たちは多い.

遠距離恋愛中のカップルへの聞き取り調査などの結果,「いつも一緒にいる感覚がほしい」「プライバシーは守られたいが相手の行動は知りたい」などの要望が非常に多かった.すなわち,あたかも一緒にいるような感覚,つまり相手の行動がさりげなくわかり,相手とシンクロしている感覚が,プライバシーが守られる形で提供するインタフェースが求められているといえる.

そこで提案者らは相手の行動や状態をさりげなく知らせることを目的として,遠隔地に置かれた家具,日用品,調度品が同期するシステムSyncDecor(相手の状態がわかる調度品)を提案,試作し,研究室環境での評価実験を行ってきた.

本提案では,評価実験を通して得られた知見をもとにSyncDecorを改良し,遠距離恋愛をさまざまな側面から支援する新しいSyncDecorデバイスを提案,構築する.さらに,SyncDecorデバイスを日常空間で実用的に利用できるレベルまで小型化,およびパッケージ化を行った上で,遠距離恋愛中の提案者自身を被験者として日常生活空間での利用を開始する.そして,提案者自身の利用経験に基づいてシステムを改良しつつ,5組の遠距離恋愛中のカップルの部屋にSyncDecorを設置して日常的に利用してもらい,コミュニケーションの変化を探るとともに,ユーザの利用経験に基づいて,システムをさらにブラッシュアップする.

こうしたプロセスを経て,世界初の「遠距離恋愛支援システム」の実用化を目指す.




8.採択理由

「遠距離恋愛の支援」とは極めて具体的だが,基本的には遠隔コミュニケーション支援の一形態と見なせる.スープの冷めない距離感を演出する緩やかなコミュニケーションは,日々の生活を豊かにするために本質的なものである.実装だけでなく実証実験を行い,絆を深める要素の見極めも行って欲しい.



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