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本プロジェクトでは並列演算装置であるGPU(Graphics ProcessingUnit)上で最新数値シミュレーション手法であるCIP(Cubic InterpolatedPropagation/Constrained Interpolation
Profile)法を実装し、身近なPC部品だけで最新の数値シミュレーション手法を高速に実行可能にすることを目的とする。CIP法は従来手法に比べて問題を大幅に高速・高精度・安定的に解くことができ、世界的にも注目される日本発の数値シミュレーション技術である。
GPUは本来3DCG処理を高速化することに特化したハードウェアで、内部は高度に並列化された演算装置の集合体である。単一コアCPUの性能向上が近年頭打ちとなる一方でGPUは毎年2倍近い性能向上を達成してきており、身近で高性能な計算資源として特に注目されてきている。このGPUを汎用計算に応用する研究はGPGPU(General Purpose
GPU)として先端的研究分野の一つとなっており、古典的数値シミュレーション手法の実装・高速化等も海外の研究者により報告されている。
日本発の画期的な数値シミュレーション手法であるCIP法をGPU上で実装しライブラリ化して提供すれば、ユーザはGPUに対する高度な知識無しにCPUに比べて大幅に高速な数値シミュレーションの実行が可能になる。またシミュレーション結果の可視化もGPU上で高速に行う。
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