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アニメや映画などのコンテンツ産業の最大の特徴は、オリジナル(原作)をもとに、目的や対象によって、テレビゲーム、DVD、書籍、フィギュア・食玩などの関連製品が生産される再利用度の高さにある。そのなかで、ここ数年で新規に市場を形成してきているのがフィギュア・食玩である。
しかし、フィギュア・食玩の企画開発の生産性は必ずしも高いものとはいえない。企画開発では試作品を造形するが、これは造形師による昔ながらの手作業であり、全体の作業のなかで時間的なボトルネックとなっている。工業製品のCAD/CAMによる試作造形のような生産性の高い手法は未だ確立されていない。
ここで、フィギュア・食玩のオリジナルとなるアニメや映画に、あらかじめ造形の対象となる3DCGデータが存在していることに注目し、この3DCG資産を有効的に二次活用して、CAD/CAMの試作造形の分野へつなぐことを提案したい。
すでに提案者は、3DCGデータを、CAD/CAMのモデリングの原則にあわせて加工し、フィギュアの試作造形する作業に従事しているが、現状では、作業にはある程度の熟練を要し、個人の能力に大きく依存するため、まだ一般なものとはいえない。
本プロジェクトでは、この手法を体系化し、より普遍化するために、CAD/CAMの専門知識を必要とせず、デザイナーの趣向を反映させながら、3DCGデータを光造形可能なファイルへとモデリング・編集してくれるエディタソフトを開発する。
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