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2006年度下期 未踏ソフトウェア創造事業  採択案件概要


 




1.担当PM

  北野  宏明PM(ソニーコンピュータサイエンス研究所)




2.採択者氏名

開発代表者

平野 未来 (東京大学大学院 工学系研究科 )

共同開発者

佐野 岳人 (東京大学 理学部 数学科 )




3.プロジェクト管理組織


 有限会社アカデミア




4.採択金額


  10,000,000




5.テーマ名


  ソーシャルデパートメントシステムの開発




6.関連Webサイト


  なし




7.申請テーマ概要

 Eコマースと称されるインターネットを媒介とした販売システムが数多く登場した。莫大な商品数とその全てへのアクセス可能性こそが店舗販売やテレビ通販では到底なしえなかったEコマースならではの絶対的な強みでありこれ自体は買い手にとって有益な事なのだが、増え続ける情報を情報として待機させたまま放置しているがために買い手が求める情報に辿り着くまでの労力もそれに比例して増え続けるという必然的な困難が生じている。膨大な商品数の中から繰り返し検索をかけながら目的の商品を絞り込むか、細分化された階層構造を一つ一つ下りながらその中で商品を探すといった能動的かつ非効率的な行動をとらない限り商品を手にするステップにすら到達できつけない。結局、売り手本位な市場が形成されていることとなる。

 そこで我々が提案するのは、ソーシャルデパートメントシステム(SDS)とはEコマースにSNSを導入した画期的なシステムである。各ユーザは仮想的なデパートを与えられ、各フロアに好きな店を自由に配置して自分のデパートをカスタマイズできる。ユーザ間のリンク関係によってデパート同士が結びつき各ユーザ独自の仮想的な街ができあがる。この仮想的な街中を歩き回るように、買い物をできるようにすることが我々の使命であると考えている。

これを実現する為に、Realtime User Satisfying SystemRUSS)を提案する。これは、ユーザの空気を読んで、どのタイミングで何の商品をプッシュするかを推測するエンジンである。このエンジンを実装することが、これまでのネット上での能動的なショッピングから、リアルに近い受動的で楽しいショッピングを可能にする。




8.採択理由

ソシアルマーケットエンジンの発展としてソシアルデパート(SDS)を提案している。現在のアフィリエート広告、オークション、ネットモールの融合型に、パーソナライズとソシアルネットワークの側面を加えた先進的な提案である。

(注記:堀田と平野は、既に終了した未踏の採択者であり、今回が二回目の採択である。前回の未踏での経験に基づき開発・事業内容を発展させた提案であり、これらの提案を引き続きフォローすることにより、最終的な形のあるものにまとめていきたいと思う。)



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