

図2.5.1 Reflective ClockとReflective Calendar
本プロジェクトでは,1)本体にカメラを内蔵し常時生活空間の映像を記録すると共に,据え置き時計の機能を果たしながら1日前や1週間前に記録された映像を常時表示し続けるデバイスであるReflective Clockと,2)Reflective Clockにより記録された映像を付き表示カレンダー形式の表示で1ヶ月間の同一時間帯の記録映像を提示できるReflective Calendar,3)日常使用するPCの画面全体を一定間隔で画像としてキャプチャし,蓄積された画像を翌日の同時刻に壁紙として情報提示するReflective Desktopを構築した(図2.5.1参照).これらの試作機は開発者自身の生活空間において約7ヶ月常時運用が行われた.Reflective Clockに関しては追加試作し,更に2箇所の生活空間で約3ヶ月常時運用を行った(3箇所とも運用を継続中である).その結果として映像の常時記録・提示環境に関して下記の知見が得られると共に,従来の検索や分析とは異なるアプローチで情報活用のあり方を示唆できた.
・Reflective Clockは日常生活映像の手軽な記録と再生により日常的な人間の思い出し・振り返り行為の支援を「置くだけ」で実現した.
・過去の記録を時刻同期して再生することがユーザの行動に影響を与えることが示された.
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