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想定されていた立体マンガエディタとそのビューアが、ユーザである漫画家との緊密なかかわりをもちながら開発された。また、擬似バンプマッピングという手法で平面に傾きを与えるといった手法を作り出し、また上述のように「立体の度合い」を見るのに都合のよい入力方法なども提案されている。

これらの設計は、中野さんという優秀なプログラマ、ユーザーインターフェースに造詣の深い大谷さん、強いニーズや実現へのビジョンや動機をもつ加藤さんの協力があって初めて成立したものであると考えられ、それらはシンプルでありながら強力な機能をもつソフトウェアの造りこみにも現れていると考える。また、後半で追加された立体表示デバイスを複数想定した出力が行えるようになった機能も重要であり、色眼鏡をもちいた立体視やカラー画像にも安価に対応できるホロブレードという装置を前提とした出力も可能になっている。

漫画家としての加藤さんの立体マンガエディタとしての評価は高く、立体マンガ向けのコンテンツを作成することのできる状態になっているということなので、当初の目標は達成されていると考える。
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