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2006年度上期 未踏ソフトウェア創造事業 成果評価報告書(プロジェクト全体について)



 プロジェクトマネジャー: 河野 恭之 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教授)

 

 


1.プロジェクト全体の概要


ディスク等の大容量化に伴い,人の日常生活体験を自動的に記録しておき,蓄積された体験メディアデータをあとから検索・利用して人の能力の増強を図る「体験メディア」への関心が高まっている.本公募では,この体験メディア実現のための技術・アプリケーションを中心に,ユーザの知的能力を増強するソフトウェアの開発プロジェクトを広く募集し,6件の提案を採択した.体験記録とその利用に直接関わる提案が3件(角らのPhotoChat,伊藤らのふんいきロギング,渡邊の記録-再生循環),Web上でのコミュニケーション支援が1件(赤塚のわくらわ),プラットフォームに関する提案が2件(戸田らの声質変換,杉山の関係指向情報流通制御)である.

予定通りに推移したプロジェクトも試行錯誤を要したプロジェクトもあったが,総合的には全プロジェクトが着地点を見いだしたと考えられる.プロジェクト運営に当たってはキックオフ(美馬PM合同),2回の中間合宿(単独1回と美馬・並木・齋藤PMとの合同1回),最終報告会(下期プレ中間報告を兼ねる)とプロジェクト間の情報交換の場を積極的に設けた(他に下期キックオフへの参加を推奨した).これによりプロジェクト単独の進捗管理を行うだけでなく,同期・もしくは期をまたいだプロジェクト間の連携を推奨した.




2.プロジェクト採択時の評価(全体)


応募34件から,未踏性,熱意と実行力,開発目標の妥当性,発展性,普及方針の実現性を基準として書類審査を行い,書類に現れない魅力が潜む可能性を見落とさず,また単に「あったら便利」程度の意図に基づく提案を採択してしまう危険性を排除するために13件についてのヒアリングを行った.ヒアリングに際しては原則として事前にPMからの要望事項や質問事項を提案者に伝達し,その回答を聞いた上での総合評価結果として6件を採択した.




3.プロジェクト終了時の評価


予定通りに推移したプロジェクトも試行錯誤を要したプロジェクトもあったが,一部継続開発項目が残るものの総合的には全プロジェクトが着地点を見いだした.特に6件中2件について期待を上回る成果が得られた.

 



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