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2006年度上期 未踏ソフトウェア創造事業 成果評価報告書(プロジェクト全体について)



 プロジェクトマネジャー: 北野 宏明 (株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 取締役副所長

 

 


1.プロジェクト全体の概要


今回は、2件を、以下の公募要綱によって採択した。

 

公募対象プロジェクト:

本公募では、その対象領域は設定せず、個別に判断したうえで、私が興味を持ちサポートでき、かつ大きなインパクトを与える可能性のある応募を採用する。便宜上、以下の三つのトラックを基本に公募を行うが、それ以外での応募も可能である。

 

カテゴリーI:アントレプルナー

このトラックは、本プログラムでの成果などをベースに起業することを目指す個人・グループを対象とする。対象範囲は、このプログラムに関わると思われる範囲であれば限定しない。本カテゴリーでは、提案テーマの概要と共に、事業計画書の提出を求める。特定のビジネスパートナー・協力者が想定されている場合には、提案者本人との面接とともにビジネスパートナーとの面接を行う。

 

カテゴリーII:オープン・イノベーション

ひろくソフトウエアやインターネットなどを基盤として社会に大きなインパクトを与える技術の開発を目指す。オープンソースを念頭にしているが必須ではない。ネットワークを利用したコミュニティーでの質の高い知識集積やインターネットとそれ以外の社会システムとの融合などもテーマに含める。

 

カテゴリーIII:アート&サイエンス

上記以外のテーマで、アートやデザインに変革をもたらすもの、生命科学やロボティックスなどに関わるものなど。

 

個別の概要は、各採択者の報告書を参照されたい。各々のプロジェクトは別個のものであり、全体として評価するべきものではない。




2.プロジェクト採択時の評価(全体)

各プロジェクトの採択時の評価は、以下のとおり。

 

Phonethica -Serendipity Enhancer- 異言語間の偶然的音声連鎖で世界を探索するシステム:

Phonethicaは、二回目の採択である。今回は、前回の成果をベースに、分散的にデータを入力できるシステムを開発し、WEB上に公開し、絶滅言語の保全を志向することで、文化的多様性を救っていく、または記憶にとどめることを具体的に打ち出している。今回の二件の採択は、Save GAIAを共通テーマとして、文化多様性の保護と地球環境の保護に関するものとした。Phonethicaは、今回の採択でプロジェクトの仕上げとして、人類の文化的多様性の保全・記録の世界的ムーブメントを起こしてほしい。

 

環境負荷指標 OpenTrace の開発:

OpenTraceは、情報・通信の力で環境問題に何ができるかを示そうとする意欲的な試みである。多くの提案が、情報の枠に閉じこもる中で、新たな環境負荷指標の提案とそれを可能とする情報アーキテクチャーを提示している。今回は、Phoneticaと共に、Save GAIAとして地球上の人類の文化的多様性と環境保全をテーマとすることとした。OpenTraceは、具体的かつボトムアップに環境負荷に対する新たなアプローチとなる可能性を秘めた提案である。

 




3.プロジェクト終了時の評価


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件のプロジェクトは、個別であり、全体として評価すべきものではない。

 



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