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本提案では、複雑化した組み込
みシステムのデバッグ効率を改善する、低コストなデバッグ支援システムの開発を目的とする。
近年、組み込みシステムの高性能化が進んでいる。組み込みシステムは大規模で複雑になり、ソフトウェアのデバッグ作業は困難なものとなっている。バグの
種類によっては、非常に手間のかかるデバッグ作業を余儀なくされる。
一方、高性能化によって組み込みシステムにもPCIバスが多く用いられるようになっている。システムの構成にもよるが、PCIバスには、メインメモリア
クセスを除く多くのバスサイクルが発生している。これらのバスサイクルを観測し時刻情報と共に記録し、これらを利用してやることによって、デバッグ作業を
効率化できるシステムを目指す。
このPCIバスを観測し解析するデバッグ手法は、既存の機器であるPCIバスアナライザを用いれば簡単に実現できる。しかし、PCIバスアナライザは、
機器のコストが非常に高く、組み込みソフトウエアに多い予算規模の小さい開発現場では到底使えない。
そこで本提案では、既存のFPGAが搭載されたPCIバスカードエッジを持つ2枚のボードとPCを組み合わせて利用することによって、低コストでPCI
バスアナライザ相当の機能を実現し、さらにデバッグ支援機能を実現するソフトウェアの開発を行うことによって、組み込みシステムのデバッグ環境の改善を目
指す。
なお、開発したソフトウェアは、特に問題がない限りオープンソースとして公開することを考えている。
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