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1.プロジェクト概要
・診療報酬請求用のコンピュータおよびソフト、いわゆるレセコンでは初めてのWeb
ベース版を中心に、電子カルテ他とWeb[2.0]ベースで連携した総合医療情報システム
について、一部プロトタイピングとその評価結果をフィードバックしつつ、要求開発
を実施する。
・[背景・現状] 既存の様々な医療情報システムでは全体を通した最適化のデザイン
がなされていないために、紙・FD出力と再入力がなくならず、業界全体の情報化によ
るサービス改善の足を引っ張る元凶となっている。
・[解決の手法] 上記の問題点を解決するため、ステークホルダー分析等の標準的な
要求開発手法に加えて、現場の業務知識活用プロセスの分析と抽出を行い、医療情報
インフラが、情報の共通性、均一性、流通性、分析機能の提供、医療品質の評価の観
点で進歩したことを示す評価指標(KPI=Key Performance Indicator)を考案し、要求
開発の結果を評価する。
・[成功の秘訣] 医療事務の専門資格と長年の経験を備えた人物と毎日議論できる環
境を作り、ユーザの立場、視点にたった要求分析を徹底。さらに、実際の医療現場で
の試用評価を最終フェーズで予定。
2.要求を扱うどの作業を対象にしているか
・患者情報、診療情報の入力に始まる医療情報処理の業務プロセス、制約の自動解
決、集計・統計分析、医事会計部門から外部への情報出力。
・医療事務の現場における物理的な「動線」や、ワークフローのモデルを作り、IT
を含むトータルの業務効率の改善効果を測定する。
・「論理的な」動線として、GUIのウィンドウ間の遷移回数、「距離」なども評価
する。
3.誰を対象にするか
・実際にWebレセコンを操作する医療事務従事者を主な対象に、要求のモデル化を行
う。病院、診療所の種類に応じた機能仕様の細分化も行う。
4.効果、評価
・ 診療報酬請求業務全体としての「はやい」「安い」「旨い」(数字の高精度化・
信頼性向上)を達成し、その達成度を評価する。
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