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円周を利用した音楽表示方法は,試行錯誤を重ねてつくってあるだけに,なれれば“目から脳へ”音楽が(とくに音程・和音の響きをもって)入ってくるよう
に感じられる。とはいえ,もはや新しい実時間反応の修得など望むべくもないロートルのPMには,自ら実験台になるだけの余裕がない。やはり,小さな子供た
ち,若者たちに使ってもらってその反応を見るべきであろう。その点からも,プロジェクトの進行が予定から遅れたことの損失は大きい。
もちろん,開発者とっては,音楽表示方法はウダーという楽器の普及を図るた
めの一手段としか映っていないのかもしれない。だからこそ,プロジェクト期間が始まっても,ウダーの製造に時間をつぎ込んで,ためにこのプロジェクトが目
標を達成できずに終わるという始末になったのである。しかしながら,プロジェクトが採択され,請け負ったからには,それを仕上げる責任がある。その責任を
果たせないのでは,早晩,スポンサーがつかなくなる。そうなればウダー開発もできなくなる。やるべきことは果たさなければならない,ということを肝に銘じ
てほしい。
開発者は,“ソフトウェアは不得意なので…”と逃げているが,どうしてどう
して,今回のプロジェクトで作ったものは立派な作品になっている。それにウダーの着想といい,なかなかのアイディアの持ち主である。ぜひぜひ,ステップ
アップして,より大きなプロジェクトを企てて欲しいものである。

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