| 近年、統合開発環境EclipseがJava開発者を中心に、急速に普及してきている。Eclipseは、プラグインと呼ばれる機構によって開発環境自身を拡張できることを特徴としたIDEでありEclipse自身がプラグインの集まりで構成されている。しかし、通常のJavaプログラムを書くのに比べて、プラグインの開発は面倒であり、IDE上での作業を自動化するのには向かない。何故ならば、そのようなプログラムは多くの場合使い捨てであり、プログラムを作るコストがあまりに大きいならば、手動で行った方が早いということになりかねないからである。そこで本提案では、Eclipseのスクリプト言語用ライブラリを設計する。これが実現できれば、IDE上での様々な作業(リファクタリング、高度な検索)をより容易に自動化できるようになり、開発の生産性が高まることが期待できる。また、それにとどまらず、スクリプト言語を用いたEclipseプラグインの開発に役立つことも期待できる。
具体的開発項目は以下である。
1.Groovy用のEclipse JDT用ライブラリの設計
2.Groovy用のEclipse JDT用ライブラリの実装
Groovy(http://groovy.codehaus.org/)は、Java Platformのためのスクリプト言語で、Java
VM上で動作する。Groovyは、クロージャ、 動的型付けなどの特徴を持っている。また、JSR241にも提案されており、将来的にJava
Platformの標準的なスクリプト言語となる可能性が高い。本提案では、このGroovyを用いて、Eclipseに標準で付属するJava開発環境プラグインであるJDTが提供しているライブラリよりも高水準なライブラリを、Groovy用に設計・実装する。 |