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現在のインターネットはOSI基本参照モデルのアプリケーション層、プレゼンテーション層、セション層を一つのアプリケーション層とする事で規模拡張性を確保している。
従来のインターネットではアプリケーション(以下APP)は単純でプレゼンテーション層、セション層相当の機能は必要ない事も多かった。
しかし、近年のインターネットAPPの多くで共通に求められる機能がある。
即ち、認証、暗号化、セション管理である。また、今後求められる機能としては、構文変換(文字コード、他のフォーマット等)、圧縮、コネクションの仮想化、QoSに応じた通信品質保持、新規に導入される下位層プロトコルへの自動対応等である。
これらの次世代ネットワークAPPの要求に応えるプロトコルの開発が、当プロジェクトの目的である。
プロトコルの最終目標は以下の通りである。[メリット]
1.自由度の高い認証システム[認証方式の統一]
2.暗号化[APP開発の負荷軽減、セキュリティー確保]
3.セション管理[APP開発の負荷軽減]
4.圧縮[ネットワークリソースの有効利用]
5.構文変換[APPのサービス提供対象の拡大]
6.拡張機能のモジュール化[機能拡張がより柔軟・容易に]
7.既存プロトコルを使ったトネリング[環境制約を軽減]
8.APPのQOS要求に対応[APPのQoS管理からの開放]
9.P2Pを用いた独自の(非階層分散型ベストエフォート)アドレス解決システム[新しいアドレス空間の提供、NAT、FW越え]
10.P2Pによるマルチキャストシステム及びキャッシュ持合システム[ネットワークリソースの有効利用]
本年度は下記の項目を実装した初期バージョンのWindows版リリースを目標とする。
1種類以上の認証、暗号化、圧縮。文字コード、及び画像フォーマットの動的変換。セション管理。HTTPプロクシを使用したトネリング。
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