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2005年度下期 未踏ソフトウェア創造事業 成果評価報告書(プロジェクト全体について)


 プロジェクトマネジャー: 中島 秀之 (公立はこだて未来大学 学長

 

 


1.プロジェクト全体の概要


昨年度に引き続き,以下のような複数のテーマを挙げてプロジェクト募集を行った。

・ 知的で使いやすいユーザインタフェース。

・ ユビキタスコンピューティング環境における革新的なユーザ支援システム(産総研サイバーアシスト研究センター−2004 7 15 日より情報技術研究部門−の研究内容 http://www.carc.aist.go.jp/ を参考にされたい)。高度

な支援よりは誰でも手軽に使えることを優先する。

・ ユビキタスコンピューティング環境に特化したセキュリティの考え方やシステム・ 情報技術(特にマルチエージェントシステム)の社会応用。ただし、現存する社会システムをソフトウェア化するのではなく、現状では実現不可能なものを可能にする技術の開発。実際に社会で使われるところまでは要求しないが、プロトタイプがデモできること。

・ モバイルエージェント技術の革新的な応用。

・ 有機的プログラミング言語GAEAhttp://www.carc.aist.go.jp/gaea/)の高度化(新機能の導入を条件とする)ならびに応用システム作成。

基本的には情報処理技術の社会応用を中心に据え、その前提となるインタフェースやシステム自体の提案などを公募したものである。ただし、今回は様々な情報システムのセキュリティ問題が起きている世相を反映し、またIPA からの要請もあったためセキュリティ関連のテーマ(下線)を追加して募集した。

これに対し多数の応募があった中でインパクトの大きいものを重点的に採用した。

その結果、セキュリティの話題が1件「帯域・記憶領域共有による管理者不在のセキュア分散ファイル管理」と、前年度の二つのプロジェクトが合併してその高度化をめざす「履歴の高度利用のための3 次元GUI ベースの情報環境の開発」が採用された。

 


2.プロジェクト採択時の評価(全体)


今回の応募には面白い提案が多く見られた。しかしながら、私が採択可能と判定したもののうち、指名順序などの関係で最終的には竹林PM,原田PM に採択されたプロジェクトがあり、最終的には残念ながら2件のみの採択となった。

 


3.プロジェクト終了時の評価


2で述べたような事情で、結果的にであるが、成功に関して不確定要素の多いテーマは他PM に採択されることになったので、ある意味で、今回は無難な選択であった。つまり、ある程度の確信のあるテーマのみが残ることとなった。

従って、プロジェクト期間中もテーマの変更や落としどころを気にすることなく完成度を高めることに集中できた。その結果、2プロジェクトともに完成度の高い成果が得られた。

 

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