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公募テーマは「世界をめざす基盤ソフトウェア」ということであったので、応募時にある程度の実績なりプロトタイプがあるプロジェクトを高く評価した。ここでいう基盤ソフトウェアとは、オペレーティングシステムやミドルウェア、コンパイラ、アプリケーション開発フレームワークなどであり、一般利用者の目にふれるアプリケーション・ソフトウェアを動作させるために使われる縁の下の力持ち的なソフトウェアである。採択した 3 件のプロジェクトのうち、1 件がライブラリ、1 件がデータベースであり、予定どおりであった。最後の 1 件はターミナルソフトウェアであり、どちらかというとアプリケーション・ソフトウェアと呼ばれることが多いが、提案内容はこれを CUI (Character-based User Interface)
の基盤として利用できるように機能拡張する、というものだったので採択した。
基盤ソフトウェアでは、安定性や性能が重要であるので、実績やプロトタイプの存在を評価するようにした。逆に、非常に優れたアイデアであっても、実現可能性が十分に担保されていない提案は低く評価した。最終的に採択したプロジェクトは、既に開発が始まっており部分的に動作しているものや、現行バージョンが一般公開済みのものであった。それを元に、機能や性能を大きく改善し、付属ドキュメントを整備してさらなる普及にはずみをつけようという内容であったので、採択した。ただし現行バージョンが既に存在する場合でも、提案するプロジェクトの内容が単なる部分的な改良や機能追加である場合は採択しなかった。
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