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2005年度上期 未踏ソフトウェア創造事業  採択案件概要


 



1.担当PM

   高田 浩和 (株式会社ルネサステクノロジ システムコア技術統括部 CPU開発第二部)



2.採択者氏名


開発代表者

 西川 徹 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 修士1年)

共同開発者

 桜庭 俊 (東京大学大学院 新領域創成科学研究科 修士課程)


3.プロジェクト管理組織


  株式会社 創夢



4.採択金額


  6,200,000



5.テーマ名


  抽象度の高いハードウェア記述言語



6.関連Webサイト

 なし



7.申請テーマ概要

 抽象度の高いハードウェア記述言語HDML(Hardware Description Meta-Language)の仕様およびその実装を提案する。

 HDMLでは、

  1)ソフトウェア開発者が容易にハードウェアを記述できる、

  2)ハードウェアを意識した効率のよい回路を記述できる、

という2つの目標を達成するために、既存のハードウェア記述言語にはない次のような特徴を持つ。

 HDML言語では、ハードウェアにおけるデザインパターンを整備し、それを支援するための言語機能を提供する。 また、アスペクト指向の概念を導入し、アスペクトによるモジュール間横断的な要素の記述を可能にする。

 これにより、ユーザーは、抽象度の高い設計を行いつつ、ハードウェアを意識した設計が可能となる。また、ソフトウェアにおけるプログラミング言語研究の成果を取り入れ、簡潔・安全・保守性の高いコードの記述を可能にする。

 本テーマでは、これらの特徴をもつHDML言語仕様の策定、ドキュメントの整備、及びHDML言語から合成可能なVHDLを生成するコンパイラ、を開発する。



8.採択理由

  これまで、ハードウェアシステムの設計効率向上に関しては、ハードウェアIP(Intelectual Property)の整備・拡充と再利用によるアプローチが主流となっている。しかし、本提案にある、ハードウェア設計におけるデザインパターンを整理・適用し、抽象度の高いハードウェア記述言語によってハードウェア設計を行うというアプローチによれば、IPの直接利用よりもさらに細かな粒度でのカスタマイズが可能となる一方、ハードウェアの設計手法をより柔軟で効率的なものにできる可能性がある。アイデアレベルの提案でありその効果は未知数であるが、未踏プロジェクトの趣旨を鑑み、本提案を採択とした。


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