| 次世代ユビキタスコンピューティング環境においては、身近に存在する組込み機器による分散・協調並列処理がキーテクノロジとなることが予想され、そのような並列処理技術に基づくユビキタスアプリケーションを開発するためのプロトタイピング環境の整備が重要となる。これに対し、本研究代表者はこれまでに、ユビキタスコンピューティングクラスタと呼ぶプロトタイピング環境を開発してきた。
本開発テーマは、上記の研究を発展させるものであり、将来、普及されることが予想されるマルチコア組込みCPUによる分散・協調並列処理に基づくユビキタスアプリケーションのためのプロトタイピング環境を開発するものである。プロトタイピング環境には、
(i)マルチコア組込みCPUによるクラスタ計算機、
(ii)プロトタイピング支援ツール(固定小数点演算関数の自動生成ツール)、
(iii)プロトタイピング支援関数ライブラリ(画像照合関数ライブラリ)
を含む。このうち(ii)および(iii)については、一般的な組込みシステムの開発においても、支援ツールとして有用性が高いと考えられる。
開発したプロトタイピング環境については、組込みCPUに基づく分散・協調並列処理という概念を広く普及させるとともに、誰もがプロトタイピングを行えるようにWEB上で公開する予定である。
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