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自動作曲システム「FMC3(エフ・エム・シーキューブ)」の開発に成功した。作曲に関して初心者でも「お任せ」機能によりいくらでも使える音楽クリッ
プが簡単に生成できる。作曲の中級者においては、そして限定された範囲とはいえ、印象を大きく変化させるパラメータをユーザに委ねて、簡単なアレンジもで
きるシステムとなった。
図1は開発システムのスクリーンショットである。作曲などの知識が少ないユーザは上部ウィンドウを操作することで音楽スタイル、曲長などを指定するだけ
でコンピュータが楽曲を自動生成する。作曲の知識があるユーザは下部ウィンドウに示したインタフェースを利用してコード進行やパート間の音量バランスなど
を細かく指定することができる。
図1:
自動作曲ツールFMC3の起動画面(Advance mode)
ユーザが指定したパラメータをもとに楽曲を生成する際の、システムのスク
リーンショットを図2に示す。
図2: パラメータ自動生成パッチ
図3に示すように、自動生成した楽曲データと楽
曲を利用して作ったFLASHコンテンツを開発代表者のURL(http://www.suac.net/FMC3/)にてフリーで公開している。
図3: 公開サイトに並んだサンプル例
本プロジェクトの開発成果は「音楽クリップの自
動生成システム」というソフトウェアであるが、これをダウンロードして解凍して実行させるのでなく、公開サイトに多数並んでいるサンプルをさっそく使用し
て、とりあえずFLASHを作成してみた、というユーザからの反応が印象的であった。著作権の心配が無用で、いくつか聞いてみるとなんとなく使える、とい
うことで、本開発成果の生成物であるサンプルがそのまま実用の領域に活用されたのは、開発プロジェクトとして実際に多数のサンプルを生成する、という計画
で進めたことのメリットである。
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