| 
本プロジェクトでは、ハードリアルタイム性が要求される組込みシステムの応用を対象とし、複数の応用プログラムを単一のCPUで動作させるための時間保護機能を考案することを目標としており、アルゴリズムの開発とアルゴリズムを既存のRTOSに実装する。
具体的には、次の内容をプロジェクトで実施する。
(1) 時間保護機能の仕様検討
時間保護機能を実現するためのスケジューリングアルゴリズムを考案する。特に、CPU資源を適切に応用プログラムに配分し、時間保護機能を実現するために、タスクをスケジューリングするためのタスクスケジューラとアプリケーションをスケジューリングするためのアプリケーションスケジューラにわけ、階層的なスケジューラ構成とする。また、このスケジューラを既存の組込みOSに実装するための標準的なAPIを定める。
(2) 時間保護機能を持つμITRON4.0仕様準拠のリアルタイムOS の開発
TOPPERSプロジェクトから公開されているμITRON4.0仕様準拠のリアルタイムOSであるTOPPERS/JSP Release
1.4に、(1)で定めた仕様に基づいたスケジューラを実装する。
(3) 時間保護機能を持つOSEK/VDX仕様準拠のリアルタイムOSの開発
TOPPERSプロジェクトから公開されているOSEK/VDX仕様準拠のリアルタイムOSであるTOPPERS/OSEK
Release1.0に、(1)で定めた仕様に基づいたスケジューラを実装する。
(4) 機能検証及び評価
開発したTOPPERS/JSPベースのRTOSとTOPPERS/OSEKベースのRTOSのカーネルについて、動作機能の検証と性能評価を行う。
|