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本提案は,動画像を閲覧する際に,ユーザが能動的に閲覧方法を選択し,組み合わせることを可能にするインタラクティブシステムを構築するものである.
これまで,動画像は,「作品性」の高いものを閲覧者が「消費」するということが前提とされ,その閲覧方法も受動的なものであった.しかしながら,動画像に対するユーザの接し方は,動画内容や,閲覧目的など状況に応じて変化し,また,表示されている動画像の見えかたにも時々刻々と影響され続けるものである.このような状況下においては,動画像表現の見えかたを動的に変え得る環境が必要である.
本提案では,動画像を,時間的な属性と空間的な属性とを有するダイナミックな情報ソースとして捉え,ディスプレイ上に表示される動画像を見ながら,次にどのような閲覧方法で動画像を見るかを決定したい,という要求に応えることを目標とし,ユーザが動画像の閲覧方法を選択すること,およびそれらの閲覧方法を組み合わせる作業を,閲覧の最中に自由に行うことの出来るインタラクティブシステムを構築する.
システム構築にあたっては,まず,動画像の特定の属性をインタラクティブに操作することでディスプレイ上の見えかたを変化させるツールを複数選定する.次に,ユーザが動画像閲覧の最中にそれらツールを選択し組み合わせることで,動的に動画像の閲覧方法を変更できる枠組みを構築する.
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