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2005年度上期 未踏ソフトウェア創造事業  採択案件概要


 



1.担当PM

   並木 美太郎 (東京農工大学 大学院共生科学技術研究部 助教授)



2.採択者氏名


開発代表者

原 大輔 (電気通信大学大学院 電気通信学研究科 情報工学専攻 博士前期課程)

共同開発者

なし


3.プロジェクト管理組織


  株式会社びぎねっと



4.採択金額


  6,000,000



5.テーマ名


  Hi-sap: 安全で速いウェブサーバ



6.関連Webサイト


  http://chess.cs.uec.ac.jp/~hara-d/



7.申請テーマ概要

  本プロジェクトでは安全で速いウェブサーバを実現する。現在、ウェブのコンテンツとして Wiki や Weblog、CMS などに代表される動的コンテンツが流行している。最近では、これら動的コンテンツを従来の CGI としてではなく、パフォーマンス向上のためにサーバ組み込みのインタプリタによって実行する方式が広く取られるようになった。その一方で、ウェブサーバを多人数で共有する環境において、サーバ内部のセキュリティを高める機構が存在している。しかし、この機構を用いることで性能が低下するためあまり普及してはいない。よって、現在のウェブサーバは動的コンテンツの配信に関してサーバ内部のセキュリティとパフォーマンスが完全にトレードオフの関係に陥っていると言える。そのような中、今年4月に個人情報保護法、e-文書法が施行されたが、それにともなってサーバ内部のセキュリティ保持に対する要求が急速に高まると考えられる。そこで、本プロジェクトでは動的コンテンツを安全かつ高速に配信するウェブサーバ、Hi-sap を実現する。Hi-sap は動的コンテンツを処理するサーバプロセスをファイル所有者の権限で動作させることでサーバ内部のセキュリティ保持を、サーバプロセスを使い回すことでパフォーマンス向上をそれぞれ達成する。Hi-sap を普及させ、サーバ内部のセキュリティとパフォーマンスの両立を目指す。

以下にHi-sap の特徴を挙げる。
 ・実用重視
 ・動的コンテンツの配信に特化
 ・既存の環境にすぐ適用可能
 ・サーバを多数で共有する環境を想定



8.採択理由

  高性能で安全なWebサーバを構築するために、ApacheとSELinuxを用いて、組込みモジュール並みの性能を持つApacheモジュールを開発する申請である。他方式に比べ、圧倒的に有利な理由などが不十分という面はあるが、想定する応用に対して実用性もあり、それなりの準備状況であると考える。


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