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提案者は2004年度未踏ソフトウェア創造事業未踏ユース採択案件「Rubyプログラムを高速に実行するための処理系の開発」により、Ruby
プログラムを高速に実行する処理系 YARV: Yet Another RubyVM を開発した。しかし、開発した処理系
YARV は、既存の Ruby 処理系(以下、Ruby 1.x 処理系と称す)に外部モジュールを追加する形で実装したため、いくつか問題が残っていた。これらの問題を解決するには、Ruby
1.x 処理系をそのままで拡張するという方針では不可能であり、処理系自身、とくに評価器部分をYARVに適した形に作り変える必要がある。そのため、本開発では
Ruby 1.x 処理系を YARV 処理系と融合し刷新する。
また、本開発では、Ruby 1.x では難しいとされていた次の機能を実現する。
・OS のネイティブスレッド対応
・Ruby 処理系のアプリケーションへの組み込みをより容易に
まとめると、本開発は以下のとおりである。
・YARV の Ruby 1.x 処理系への組み込み
・YARV の 機能強化
・OS のネイティブスレッド対応
・アプリケーションへの組み込みを容易にするための仕組みの検討と実装
・その他、Ruby 処理系としての互換性向上や機能強化
開発する処理系はオープンソースソフトウェアとして公開する。この処理系が次期
Ruby 公式処理系として世界中で広く利用されることを本提案の最終的な目標とする。
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