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2004年度未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  筧 捷彦



2.採択者氏名


代表者

井尻 敬(東京大学 大学院 情報理工学系研究科

共同開発者

なし



3.プロジェクト管理組織

 

 日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  スケッチベースの草花のモデリングシステムの開発



6.テーマ概要(申請書より)

 

  近年、都市景観シミュレーションや室内空間シミュレーションなどが身近な存在になってきている。これらの仮想現実の完成度を高めるため、植物の3Dモデルは欠かせない存在である。しかし、植物は葉や花びらといった自由曲面、茎などの自由曲線からなっており、これらをモデリングするのはとても困難な作業である。
 そこで、手描きスケッチを入力とした、より直感的で自由度の高いモデリング手法を持ったシステムの開発を提案する。具体的には、茎のモデリングをするときには、床にストロークを描いてそのストロークを床から垂直に持ち上げたキャンバスを作り、そのキャンバスにストロークを描いて、3D曲線の茎を作る。葉をモデリングするときには、まず輪郭と中心の葉脈を表すストロークを描いて平面状の葉オブジェクトを作る。さらに、葉や花びらの変形に特化した変形ストロークをその上から描くことで葉や花びらの形を作っていく。 また、個々の葉や茎などのモデリングと並行して、全体の構造をコントロールするインタフェースをつくる。
 本システムの開発により、単純なストロークの入力という直感的な操作のみで、草花の3次元モデリングが可能になる。
 本システムの実際的な利用としては、
(1)簡単に3次元の植物が描けるので、3次元お絵かきツールのようなエンタテインメントとして
(2)インテリアデザイナーが、ライブラリからでなく自らモデリングした草花を室内シミュレーションに利用する
(3)活け花の構想を練ったり、教育をしたりする
などが考えられる。
 具体的な開発項目
1設計
ユーザーの直感にマッチした、葉や花びらの生成方法、変形方法を提案する。草花の葉の付き方、枝分かれを制御するインタフェースを設計する
2実装
上の機能を持ったシステムMuguet(仮名)を実装する。プロトタイプシステムPlantModelerはすでに実装されている。
3出力ファイルの互換をつける
実装済みのプロトタイプシステムでは、生成できるモデルの他のシステムとの互換が無いので本システムで作ったモデルを他のシステムで読み込めるような互換をつける。




7.採択理由(担当PMコメント)

 

  面白い。本人が嬉々として使っているところがなによりいい。
 でも,究極は生け花のモデリングがやりたい,というところまでにはまだギャップがありそう。それでも,現M1で M2までに生け花までいきたい,という目標がはっきりしているのはなにより。
 生け花に向かわなくても,使い道はいろいろありそうだし,もう少し調べ物もするといっそう発展できるだけのものを秘めている。





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