| デバイス実装技術やインターネットアクセス技術の進歩と開発によって、現在で
は家電などのような様々な機器が通信能力を有することとなった。通信コストの 安さや、通信のend-to-end性による可用性の高さなどから、インターネットを機
器間の相互接続を実現するための通信基盤として利用することが考えられている。 しかし、現在の機器間通信のIP化は、アプリケーションのそれぞれにて個別実装
されているのが現状である。
そこで私は、インターネットを機器配線のための基盤として利用するための技術 開発を行う。私はこの機構を、インターネットの全てのホスト間同士で利用できるように、インターネットのエンドホストのみの働きによって実現する。
本開発では、機器間接続を行うホスト内で動作する通信管理モジュールを実装する。配線を結ぶ機器同志の通信管理モジュールがインターネット上で通信を行い、仮想的な通信配線Relationshipを構成する。通信アプリケーションからは通信相手はインターネット上の識別子とは独立した識別子によって識別することができ、ネットワーク接続の変更などのインターネット上での通信の変化とは独立して通信機能を利用することができる。この管理モジュールが接続相手のモジュールと情報交換を行い、Relationshipを管理維持する。こうすることで、インターネット上でのend-to-end通信は、モジュールが管理する内部情報に置き換えられる。モジュールは他のモジュールとも情報をキャッシュすることで、サーバを必要としない、エンドホストのみによるインターネットの配線基盤化を実現できる。
この技術をミドルウェアとして実現、公開することで、機器間接続のIP化を考える開発者は、上記の機能をインターネット上での配線として利用することが可能になる。 |