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2004年度第2回未踏ソフトウェア創造事業  採択案件評価書


 



1.担当PM

 

 酒井 裕司 (株式会社イグナイトジャパン ジェネラルパートナー)



2.採択者氏名


 代表者

 木戸 崇裕 (フリー)

共同開発者

 なし



3.プロジェクト管理組織


 株式会社アットマーク・アイティ



4.委託金支払額

 

 4,070,528円



5.テーマ名

 

 共用著作物を利用したコンテンツ作成システムのためのフレームワークの開発



6.関連Webサイト


  http://www.sampou.org/cgi-bin/haskell.cgi?shelarcy&l=jp



7.テーマ概要


 オープンソース環境では、様々な参加者が、それぞれの知的所有権/アイディア/青果物を提供し合いながら単一のプロジェクトコードを進化させていきます。同様に、ネット上には、他者の利用を妨げない趣旨のコンテンツを提供する人、商業利用に関しては制限を行いたい人などさまざまな人が様々なコンテンツを提供しています。これらを再利用し複合化された成果物に関して、さらにその再利用となるととてもマニュアルで行う事は出来ません。当プロジェクトは、複雑化するネット環境での複合コンテンツの開発に際しての権利管理を効率化することに目的があります。



8.採択理由


 作業上の費用概算が甘めとも思いますが、基本的なニーズが存在する領域と考えられますので採択とします。オープンソースにトリガーされた、著作物の相互再利用という動きは、フリー著作物、または、無許可著作物の利用という形で爆発的に発展していますが、混合著作物を合法的に再利用しあうという方向性が不可欠であり、そのような環境を前提として提案は、現在有る技術の組み合わせによってプラットフォームの構築が可能性を示唆し得ているところに独自の視点を持っていると考えます。プロジェクト実施に際しては、目標とアウトプットに関して管理していきたいと思います。




9.開発目標


 コンテンツ作成に関しては、利用可能な権利制限に基づいた二次利用コンテンツの検索、コンテンツ作成過程におけるトレース、複合著作物に対する正しい権利内容のタグ付けを行い、さらに、コンテンツの編集にあたっては、利用者にとって使い勝手の良いオーサリングツールへのつなぎ込みを行わなければなりません。これら一連の処理に当たっての適切なデータ管理の方法など細部を作り込んだ上で試用可能な環境を提示することがプロジェクトの開発目標となります。




10.進捗概要


 本プロジェクトにおいては、モジュール単位に必要な機能の仕様検討などに想定以上の時間が必要であり、最終的に結合レベルで試用可能な段階まで作り込むことは出来なかった。ただし、個別のモジュールに必要な要件においては提案当初から格段の熟成をすることが出来た。他の提案プロジェクトに対し、スクラッチから始めたこともあり未踏で与えられた期間で作り込みを行うにはプロジェクトの要件が複雑すぎたのかもしれない。



11.成果


 権利関係の検索と複合化、それに伴うメタデータ構造の保持と蓄積、再検索に必要な個別モジュールに関しては一定の成果を上げることが出来た。また、そうしたモジュールの公開により、他者のチェックとプロジェクト自身の広がりをはかる素地を作り得たと言える。



12.プロジェクト評価


 当初の目的に対しては未達の部分も多く達成としては十分とは言えないが、今後も継続的に取り組むのであれば、ニーズの高いアプリケーションであることは変わらないといえるだろう。

 



13.今後の課題


 今後、ネット環境における検索および、オーサリングツールへのつなぎ込みを行って初めて試用に耐えることから、半年から一年程度の継続した取り組みを経て安定化作業に入っていけると考えられる。想定以上の作業ではあるが、是非がんばって頂きたい。



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