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1.担当PM
梅村 恭司 (豊橋技術科学大学 情報工学系 教授)
2.採択者氏名
代表者
:
神谷 年洋 (独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門)
共同開発者
なし
3.プロジェクト管理組織
株式会社東大総研
4.委託金支払額
5,537,590円
5.テーマ名
コードクローン検出ツールCCFinderNexGenの開発
6.関連Webサイト
http://www.ccfinder.net/index.html
7.テーマ概要
類似の構造をもったプログラムコードの断片を効率よく同定し,プログラムをコピーしているケース,表面上は異なったプログラムでもソースコードを参照しながら作成しているようなケースを検出するシステムについて,中核部分を最初から作り直し,多くのプログラミング言語に対応できるようにすることと,より構文の深いレベルの類似性を検出できるようにする。
8.採択理由
構造をもつデータの流用を検出することは,提案されている応用を超えて,広く使われる可能性があると考え,波及効果があると考えます。また,実現のために使用する技術も,通常の方法では実現できない実行効率をもっており,独自の技術を持っていると判断できます。
9.開発目標
開発は,すでに開発済みのコードクローン検出ツールのスーパーセットを実現することである。拡張する部分は,ユーザの要求のうち,構造的な変更を行えば実現できるものであり,多くのプログラミング言語に対応できるようにすることと,より構文の深いレベルの類似性を検出できるようにすることが主要なものであるが,それに伴い,「似ている」という概念の定義について,プログラムのロジックで実現されているものを設定できるようにする。
10.進捗概要
予定通り,コードクローン検出ツールのエンジン部分の開発は終了したが,その機能を生かしきるためのユーザインタフェースの改良が必要となり,その作業を開始したが終了していない。ユーザインタフェースの改良は当初の計画には含まれていなかった部分であり,計画が遅れたというものではない。当初,ユーザインタフェースに関わる部分はエンジン部分の仕様変更をしない計画であったが,機能の改良のためにどうしてもプログラムの公開のために必要となったものである。
11.成果
コードクローンの問題は,知的所有権が問題となるソフトウェア業界において,ニーズがとても高いものである。さらに,実際に多くのユーザがいるソフトウェアの再実装であり,多くの利用者が見込まれる。開発の成果で,よりコードの構造に根ざしたクローンが高速に検出できるようになった。
12.プロジェクト評価
開発したシステムはシリアスなユーザがいるシステムの再開発ではあるが,コードクローンの定義をカスタマイズしながらも動作速度を保っており,他の場所ではみられないユニークな機能で,システムの内部構造に詳しくないユーザにとっては驚きをもって迎えられるレベルアップになっている。このシステムは,この開発によって利用者が一段と増え,波及効果が大きいものと判断できる。
13.今後の課題
最終ミーティングのときに,問題として残っていたユーザインタフェースの細部の作業は,開発終了後も継続する必要がある。ユーザへのレリースのタイミングと,シリアスなテスタを確保することが今後の体制上,課題である。
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