現在、情報検索、質問応答、情報抽出、自動要約など、いくつもの情報アクセスの技術が研究されている。これらの技術は、ユーザの知りたいこと(情報要求)に対して、それぞれのシステムがなんらかの形式で「情報」を出力するという機能で一般化することができる。この機能を「情報アクセス」と呼ぶ。現在、情報アクセスを行う場合、機能ごとにシステムが別々に存在するため、ユーザは自分の情報要求に応じたシステムを明示的に選択しなければならない。また、ユーザは自分の情報要求を、選択した情報アクセスシステムが要求する検索クエリ、キーワード、質問文といった入力形式に変換する必要がある。
そこで、情報アクセスに不慣れなユーザの利便性の向上や情報アクセスの新しいパラダイムの形成を目的とし、どんなことを聞いても適切な形式で答えてくれるようなシステムの開発を行う。このシステムは、まるで頭に浮かんだ疑問を物知りの人にそのまま聞くと、その場で適切な形式で的確な情報を得られるといったイメージになる。このような統合情報アクセスシステムの実現には、ユーザの情報要求に対して、最適な出力形式を判定し、相当する処理により情報を提示する必要がある。これが本提案で実現したいシステムである。
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