デジタル万華鏡は, 任意の入力画像に対し特殊効果を与えるフィルター的な機能を持つ.
任意の入力画像をフラクタル画像符号化の手法で解析しレンダリングするため, 人物画なら人物の形状を保ちながら実画像に万華鏡的なフラクタル着色を行なう.
次に, 参照画像をカラーパレットと見なし, カラースティーリングアルゴリズムを用いることによってレンダリングするため, 様々な特殊効果を与える操作が写真を選ぶだけという簡便さがある.
反復関数系による画像中の形状をつくる機能と, カラースティースティリングアルゴリズムによって色合いを選ぶ機能の組み合わせによる妙により,
色の万華鏡的な特殊効果をもたらす. 参照画像を動画シークエンスからとれば, 万華鏡をくるくると回すことによって様相が変わるように,出力画像の様相も変わる.
入力画像を動画シークエンスからとり, 各フレームに対して変換を行なえば動画に対する特殊効果を得る.
反復関数系のレンダリングにおいては, 画像となすアトラクタ点列の振る舞いにバリエーションを与えるパラメータが存在するため, 例えばWindows
Media Playerの視覚エフェクトのように, 音楽からシードをとり組み込むことによって音楽と同期した特殊効果も得ることができる.
これらは, VJソフトなどビジュアルエンターテイメントと親和性が高い.
ユーザーとしては, 基本的にレンダリングしたい形を持つ画像と, カラーパレットして用いたい画像の2枚の画像を入力するだけなので,
操作性もよく色々試しながら使用することができる.

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