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2004年度第2回未踏ソフトウェア創造事業  天才プログラマー/スーパークリエータ


 




[ 「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定者 ]
[ 「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定基準 ]






 
 

 
「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定者
 

 


 2004年度第2回未踏ソフトウェア創造事業では、下記13名の開発者(敬称略)が優れた開発成果を残し、担当プロジェクト・マネージャー(PM)から「天才プログラマー/スーパークリエータ」との評価を得ました。 (注)開発者の所属は事業実施時点の所属です。

 これら13名の「天才プログラマー/スーパークリエータ」には、2005年10月24日に経団連会館で開催する「IPA Forum 2005」の会場にて認定証の授与式を行います。

 
(1)上野 和風 (早稲田大学大学院 理工学研究科 コンピュータネットワーク工学科 修士課程)
 

 
テーマ名
 

 
 マルチエージェント環境としての仮想証券市場とロボットの開発
 

 
石田 亨PM
の評価
コメント

 

 
 日本の経済教育は欧米に比べ遅れていると良く指摘されるが, 上野和風君のソフトウェアはその遅れを一気に取り戻すきっかけになるかもしれない. 数千人が参加するカブロボコンテストの実施と平行して, 一般参加者が容易に株取引エージェントを開発できるエンドユーザプログラミング環境を構築した. 多くのユーザを抱えるため開発者のモティベーションが高く, フィールドからのフィードバックも大きい. このような理想的な開発状況を作り出してきたこと自体, 高く評価できる.
 エンドユーザプログラミング環境は当初実現が危ぶまれたが, ユーザにとって使いやすく分かりやすい機能に落ち着いた. 自然言語でプログラミングできるので多くのユーザがつかえるようになる. 内部のソフト構成は言語処理システムとしてしっかり設計されていて汎用性もある. このため, カブロボ以外の領域依存言語を低コストで作成できるシステムとなっている. 例えばユビキタス環境でのサービス連携エージェントを家庭でも構築できるかもしれない. 今後の展開を期待したい.
 

 
開発成果評価書
 

 
 PMによる開発成果の評価


(2)千田 範夫 (出光興産株式会社 中央研究所)


テーマ名


 Winmostar:分子計算支援ソフトウェアの開発


伊知地 宏PM
の評価
コメント



 千田氏は計算化学を支援する非常に素晴らしいソフトウェアWinmostarを開発した.  Winmostarは,各種のフリーな分子計算ソルバーと連携することで,高価な商用ソフトウェアにも勝るとも劣らない機能を持っており,特にユーザインタフェースが優れている.フリーソフトウェアとして提供されているため,すでにいろいろなところで利用されており,計算化学の世界への影響は極めて大きい.
 さらに,千田氏は工業化学の仕事を専門とするかたわらでソフトウェア開発を行い,58歳という年齢にもかかわらず卓越したプログラミング能力を示し,「天才プログラマー/スーパークリエータ」と呼ぶのに相応しい.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価


(2)望月 茂徳 (筑波大学大学院 システム情報工学研究科 博士課程)


テーマ名


 デジタル万華鏡-ビジュアルエンターテイメントソフトウエア-


伊知地 宏PM
の評価
コメント



 望月氏はフラクタル符号化とカラースティーリングアルゴリズムを用い,入力された画像をフラクタル類似性に基づいて色を塗り替え,新しい世界を作り出すという独創的で面白いエンタテイメントソフトウェアを作り出した.プロジェクト名は「デジタル万華鏡」であるが,開発されたソフトウェアは万華鏡のように形が相似的にあるいはフラクタル的に変わるのとは違い,入力画像の形状を変えずに色で画像内の相似性ないしフラクタル性を表現する物で,万華鏡とは双対の関係にあるものとなった.
 カメラをつけたハンディーコンピュータでいろいろな対象を見ると,世界がこんなに変わるのかと現世界とのギャップに驚き,いろいろ楽しむことが出来る.時として芸術作品といえるような画像を得ることもある.アイデアの奇抜さ,発想力とそれを実現した堅実なプログラミング能力より,「天才プログラマー/スーパークリエータ」と呼ぶのに相応しい.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(4)平林 幹雄 (富士ゼロックス株式会社 ビジネスイノベーション事業部)


テーマ名


 共同体的P2P全文検索システムの開発


鵜飼 文敏PM
の評価
コメント



 本プロジェクトで全文検索システムHyperEstraierを開発した。これは単なる全文検索システムとしても高性能・高機能なものだが、個々のインデックスを処理するノード通しをP2P的に接続して、ノード群で巨大な全文検索システムをも構築することができるようになっている。これは開発者が以前から開発をしてきたqdbmを利用したものであり、このようなデータベース、検索システムに関する技術力がある。qdbm自体かなり高性能であり、いろいろなソフトウェアに利用されている。
 未踏の期間中にリリースすることで、ユーザからのフィードバックを反映していき、うまく開発をすすめていくことができた。今回開発したHyperEstraierもライブラリとしての形態でもリリースしていることで、これを利用したソフトウェアが他のプログラマーにより既に開発されている。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(5)神谷 年洋 (独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門)


テーマ名


 コードクローン検出ツールCCFinderNexGenの開発


梅村 恭司PM
の評価
コメント



 新しい開発で,ボトムアップ的にプログラムコードの類似を定義する手法は独創性があり,プロジェクトマネジャの期待に応えたものであった。そのうえで,大きなソフトウェアでの類似部分の発見モジュールの動作速度は,プログラムの実現している融通性を念頭におくと,ユーザに驚きをもって迎えられるものと思われる。そのうえで,コードクローンの検出という応用は,産業上重要であり,多くの情報関係の会社のユーザにアピールする。
 システムの完成度が内部構造に関する知識がないユーザでも,アピールできる状態であり,社会に影響をあたえ,デファクトを狙えるシステムと考えてスーパークリエータと認定した。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(6)岡野原 大輔 (東京大学大学院 情報理工学系 コンピュータ科学専攻 修士1年)


テーマ名


 文脈を考慮した文書分類


梅村 恭司PM
の評価
コメント



 任意文字列の統計分析において,既存の類似の方法にくらべて10倍以上のメモリ効率を実現し,汎用性があり,すでに利用者が多いと思われるライブラリについて,分析できるデータの量を一桁増やしたことにより,天才プログラマーと認定できる。
 任意文字列の統計分析は,文書分類,文書検索の基本技術で実際に利用したいユーザが多いものである。世界でもアルゴリズムの論文が近年盛んに出版されて注目度の高い問題である。論文で記述された計算量の低いアルゴリズムは実装が難しいが,それを実装し,かつ,理論だけではなく実際にも高速に動作するものを作成することは十分に期待に応えたといえる。さらに,メモリ容量という性能について,実際的なアルゴリズム(理論的には多少遅い)にくらべて,一桁以上の効率改善を果たした。メモリの効率は類似のプログラムとの差が決定的で,わかりやすく,開発の成果が世界で通用するものと認定でき,天才プログラマーと認定した。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(7)高橋 明生 (武蔵工業大学 大学院生)


テーマ名


 CLIを実装する次世代オペレーティングシステムの開発


加藤 和彦PM
の評価
コメント



  高橋氏は、CLI(.NETの技術体系)という新しい技術を利用して、新たなオペレーティングシステムを設計・実現するという意欲的なテーマにチャレンジし、限られた開発時間の中で実際にそれをなし得た。CLIではプログラムコードが中間コードで表現されており、当初はインタープリタのみの実行を予定していたが、実行速度に大きな不満を抱き、開発予定外だったjust-in-timeコンパイラの開発をも行った。中間コードで表現されたOSカーネルを動作させるのは、確立している技術ではなく、本開発での実現方式は、OS研究という観点から見ても興味深いものである。同氏は、未踏分野に果敢にチャレンジし、新技術を開発しながら実際的なソフトウェア開発を行う能力を有しており、スーパークリエータと呼ぶに相応しい人材といえよう。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(8)樋口 証 (Gentype Inc. 代表取締役)


テーマ名


 ウェブデータベースサーバGWSの開発


加藤 和彦PM
の評価
コメント



 高機能、高性能、高い使い勝手の三拍子を同時に達成したソフトウェアを開発したことは高く評価できる。XMLのスキーマ言語をベースに拡張した、新たなデータモデルを提案し、実現していることも、オリジナリティ溢れるソフトウェアの設計として大いに評価したい。また、これまでの開発者のサーバソフトウェアの開発経験を存分に活かし、高い性能を達成しており、高い実用度を有している点も素晴らしい。既に商品レベルに達していると思われるソフトウェアの開発を単独で行っており、スーパークリエータと呼ぶに相応しい人材である。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(9)須子 善彦 (慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 博士課程)


テーマ名


 ユーザ間の主観的センス共感度を用いたWeblog検索システムの開発


長尾 確PM
の評価
コメント



 開発者らが実現したセンス共感度に基づく情報推薦システム、すなわち同一のコンテンツに対する個人の評価の類似性に基づいて、ユーザーに適した情報を選択・提示するシステムは完成度が高く、ブログ等の既存のシステムとの親和性も高く、また有用性も高いと思われる。
 従来の情報検索に比べてより高度な情報推薦に関する十分な説得力と実現性を備えたモデルは、これまでほとんど存在しなかったが、近年のソーシャルネットワーキングサービスの普及によって、開発者の提案するモデルが高い実現性を持ち、RSSリーダーのようなソフトウェアとの統合によって一般に利用可能になった。また、開発者はプロジェクトの代表者でもあり、成果報告会でのプレゼンテーションも説得力があり、成果報告書もわかりやすく詳細に書かれていた。
 このように有用性と将来性の高いシステムを実現し、専門家でない人々に対しても説得力のあるプレゼンテーションを行い、しっかりしたドキュメントを作成した点は高く評価でき、スーパークリエータとしての能力を十分に有していると判断できる。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(10)清水 亮 (有限会社ユビキタスエンターテインメント 代表取締役社長)


テーマ名


 ワークフロー指向の次世代文章アプリケーションプラットフォーム


長尾 確PM
の評価
コメント



 開発者が実現した文書アプリケーションプラットフォーム、すなわちメタデータ付きのアーティクルと呼ばれる細分化され構造化された文書の管理を行う基盤システムは、きわめてシンプルであるにも関わらず、高い有用性を持つと思われる。
 開発者は、複数の情報をアーティクル単位で管理し、アーティクルの直交化と呼ばれる柔軟な検索機構によって、より複雑な情報を多面的に管理する仕組みを新規に提案し、実現した。これによって、従来ファイルとディレクトリという仕組みで扱われていた情報を、より細かな単位に分解し、メタデータを付与することが容易になり、従来に比べてかなり柔軟で制約の少ない利用法が可能になる。たとえば、利用目的に応じて、同一の情報を最適な形態に加工することができる。このアプローチは大いに将来性があると思われる。
 開発者は実現したシステムの全体の設計および実装を担当している。また、開発者はプロジェクトの代表者でもあり、成果報告会でのプレゼンテーションも非常にわかりやすく、かつ説得力があった。このように有用性と将来性の高いシステムを独自の発想で実現し、説得力のあるプレゼンテーションを行った点は高く評価できる。また、プロジェクトの成果をいち早く実用化し、すでにいくつかの導入実績を持つ。これらの点を考慮して、開発者はスーパークリエータとしての能力を十分に有していると判断できる。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(11)薬師寺 浩二 (九州工業大学 情報工学部 小出研究室 修士1年)


テーマ名


 三次元GUIスタイルの提案とその開発環境の整備


中島 秀之PM
の評価
コメント



 3次元GUIという,従来は「面白い」という以上の利用価値を見出されていなかった未踏分野に踏み込み,その利便性において実用に供しうるシステムを構築したことを高く評価する.SUNマイクロシステムズのJava Oneにて表彰されるなど,海外でも成果を認められたシステムである.すなわち,アイデア,実装のレベルともに高く評価できる.
 本システムは九州工業大学の小出洋助教授の率いる研究室メンバーの合作であるため,全員を天才プログラマーとして認定すべきかもしれない.IPAでは明確に定義されていないが,私は「天才プログラマー」はシステムを創り上げる能力,「スーパークリエータ」はシステムを設計し,自分でプログラムせずとも他人を使ってそれを作り上げる能力のことだと考えている.その定義に照らせば4人は非常に良いプログラマーとしては評価できても,天才とまで呼ぶことには躊躇を感じた.むしろ,プログラマ兼代表を務めた薬師寺君を[スーパークリエータ]として評価するのが自然であると考えた.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(12)杉本 達應 (名古屋学芸大学 メディア造形学部映像メディア学科 専任助手)


テーマ名


 かんたん映像編集ソフトをつかったメディアリテラシー教材の開発


原田 康徳PM
の評価
コメント



 システムを短期間で作り上げた能力は高い.また,あまり得意ではない分野に対しても積極的に勉強しそれを身に着け,短期間で問題を解決していった基礎能力とバイタリティはすばらしい.開発したソフトウェアは,非常に面白く,今後様々な応用が考えられるが,今回の開発をベースにして大きく羽ばたいて欲しい.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(13)古堅 真彦 (岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー マルチメディア・スタジオ科 助教授)


テーマ名


 物理法則を利用した動的形態のプログラミング言語の開発


原田 康徳PM
の評価
コメント



 短期間で,当初の目標以上のシステムを開発したアイデア,能力はすばらしいものがある.この成果は開発者のこれまでの長い活動の蓄積によるところも大きいと思われる.私自身,このようなシステムが出来上がるとは想像もしていなかっただけに,すでに多くの例題が動いているという完成度に仕上がったのは驚きである.
 この成果は,プログラム言語の研究とコンテンツクリエータのフィードバックの両面から評価されるべきであり,今回の開発をきっかけに,様々な方向に発展してゆくことを願う.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 


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「天才プログラマー/スーパークリエータ」の基本認定基準
 

 


 「天才プログラマー/スーパークリエータ」については、IPAで「新規性(未踏性)」、「開発能力」、「将来の可能性」から基本認定基準を下記のように定義し、これを基本に各プロジェクトマネジャーに具体的な認定基準を独自の観点から設定して評価いただいています。


    未踏ソフトウェア創造事業に係る「天才プログラマー/スーパークリエータ」の定義について
基準項目 基本認定基準(注) スーパークリエータが生み出す世界
新規性(未踏性) アイディア、発想力、独創力 学会で発表され学問的な認知がある。 国際学会発表回数
論文・学会誌掲載回数
開 発 能 力 創造力、企画・設計能力が高く、
プログラムコーディングが早い。

ソフトウェアのデザイン能力が高い。
設計したデザインを短期間にプログラム

する能力を持つ。

開発ソフトの処理・レスポンス速度が高い
将来の可能性 末恐ろしさを秘めている。 開発ソフトの有用性が高い。
市場ニーズが高い(使える)ソフトである。
事業化、商品化件数、
オープンソフト(ダウンロード数)

  (注)スーパークリエータの認定は、少なくとも基本認定基準のいずれか1つ該当している場合とする。


 
 

 
各PMの「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定の評価基準
 

 


 各プロジェクト・マネージャー(PM)における「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定の「評価基準」を以下に公開します。

 


1.Alan Kay PMの評価基準


  Projects were evaluated via a number of criteria and from the start of the application process.
1. Overall merit of the initial proposals;

2. Progress reports were submitted periodically to PM for review and comment. Partial evaluation of overall project comes from reading and discussion/email based on progress reports;
3. Face to face meetings and presentations; at two times the grant recipients gathered in Kyoto for presentation of their project. PM made evaluation of projects based on the presentation, presentation materials from both the interim and final face to face presentations;
4. Written materials presented as final report. Each grant recipient submitted papers and online materials for review and dissemination.

 


2.石田 亨PMの評価基準


 プロジェクト採択基準は以下のとおりである.
  ・ アイデアのインパクト(新規性・事業化の可能性・社会的意義)
  ・ ソフトウェアの企画・立案能力や開発能力
 天才プログラマー/スーパークリエータとしては, 採択基準を満たすアイデアを持つ方々の中から, 特にソフトウェアの企画・立案能力や開発能力が顕著な方を認定したい.


 


3.伊知地 宏PMの評価基準


 以下の項目を基準として複数の項目に合致する者を,天才プログラマー/スーパークリエータとして認定する.
1. 未踏性の高い開発成果を成し遂げた.
2. 世間への影響力の大きい実用的な開発成果を成し遂げた.
3. 優れたプログラミング能力を持っている.
4. 優れた企画力を持っている.
5. 開発に対して執念のようなものを感じさせる.

 


4.鵜飼 文敏PMの評価基準


 今までになかったソフトウェアを開発できたか、今まで問題とされていた部分をうまく解決できるように改善できたか。
 長期に渡って使われていけるようなソフトウェアの開発ができそうか。継続してソフトウェア開発を続けていけることができそうか。
 多くの開発者・貢献者の協力を得てプロジェクトをまとめていけるかどうか。方向性を決めてそれに向けて多くの人の協力を得つつプロジェクトをすすめていけるか。ドキュメンテーションなどによる説明能力やメールでのディスカッション、交渉能力など。
 国際的な場で活動できているか。国際競争力があるか。

 


5.梅村 恭司PMの評価基準


 「天才プログラマー/スーパークリエータ」の条件は、作成された結果で判断する。すでに類似の機能をもつプログラムが存在していた場合は、その性能を1桁以上向上させたものとする。また、いままでに存在しない機能をもち、性能の比較ができないプログラムにおいては、プログラムを試しに使用するだけで、その新しさによって、ユーザを獲得していくような機能を提供するものとする。
 既存の同じようなシステムがある場合は、その性能を一桁向上させた場合に天才と認定する。既存の同じ機能をもつシステムがない場合は、技術的な背景のないユーザにとっても、その優越性が明らかである場合に天才と認定する。

 


6.加藤 和彦PMの評価基準


 下記の二点を満たすことを「天才プログラマー/スーパークリエータ」評価の条件とする.
  ・未踏性のあるソフトウェアを開発していること.
  ・通常のレベルのプログラマをはるかに上回る、卓越したソフトウェア開発能力を示していること.


 


7.坂村 健PMの評価基準


 本プロジェクトではスーパークリエータ・天才プログラマを以下の評価基準により選定した。
1. 着実性:プロジェクトの成果物であるソフトウェアの安定性から判断した。
2. 実用性:プロジェクトの成果物を特に組み込みの分野において不特定多数の人が実際に利用できるかどうかを検討した。

 


8.中島 達夫PMの評価基準


 作成したプログラムが実用面または研究面において大変優れていることを評価基準とする. 

 具体的には、実用面に関しては、プログラムが広く一般に使用されるためにどのような努力をおこなったか、または、ビジネスとして広くインパクトを与える可能性があるかを重要な基準とし、研究面に関しては開発した研究成果が著名な国際会議や論文誌で採録されたかを重要な基準とする。


 

 
9.酒井 裕司PMの評価基準
 

 
 的確なニーズを発見し、それを実際に動作するものとしてチームをコーディネイトしながら実装する能力を持つ人を「天才プログラマー/スーパークリエータ」と呼ぶ。

  

 
10.長尾 確PMの評価基準
 


 以下の基準に基づいて判断した。
1.実現したシステムの完成度(提案時の目標をどの程度達成しているか)
2.実現したシステムの有用性
3.実現したシステムの将来性と社会的インパクト
4.開発者のシステム全体における貢献度
5.開発者が代表者の場合、成果報告会におけるプレゼンテーションの説得力
6.開発者が代表者の場合、成果報告書のわかりやすさ

  

 
11.中島 秀之PMの評価基準
 

 
 提案された概念が,これまでに他人が思いつかなかったようなユニークなものであり,またそのインパクトが大きいことを未踏性の最大要因とする.さらにそれを完成させ,実用レベルに近いところまで仕上げる能力が必要条件である. 以上2点を基準とする.

 

 
12.原田 康徳PMの評価基準
 

 
 基本的には,
  ・テーマへの情熱
  ・開発者の基礎能力
を評価基準としたが,客観的に判断するのが難しいので,開発したシステムの
  ・新規性
  ・完成度
  ・インパクト
といった結果で評価した.選ばれなかった人は情熱や能力が見劣りするわけではないと思うが,開発したシステムはいずれかの項目で劣っていた.

 


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