| 
開発者の良否は、その成果物が有用と評価され多くの人に使われることが確定的最終評価基準といえる。つまりポテンシャルはあるが成果が出ない人は良いとはいえない。
ただし、未踏の段階では、提案者がそこに至る要素を持つことを選定の基準とした。
その要素とは
1.有用性を持つアイディアを発案すること
2.アイディアの実現に至る継続力を持つこと
3.実現に不可欠な他者の協力/コミュニティーの組成をリードできること
である。
特に、3の要素は複雑さを増す今日的なアプリケーションを前提とすれば不可欠な要素であり、公開性とメディアでの露出を前提とした当プロジェクトでの成果の増幅が期待できるため特に重視したポイントである。
当初、前期応募案件の中には大学の研究室での補完的な予算の確保を目指したと思われる提案が多数存在した。それらは継続的学術研究として行う価値は高いものの今日的な技術レベルでは有用性が低かったり、広がりが限定的であると考えられたため採択の対象とはしなかった。
前期採択対象とした提案は、組織的な後ろ盾を持たないでも、提案者が実現に向けての継続を行い、自ら実現に向けてのチームを構成を主導している提案三件であった。
ただし、それぞれ経済的背景やキャリアから提案への作業量が限定的になったり、あるいは、アプリケーションの性質から必要と推定されるコード量と提案上の作業規模/予算に乖離があることなどが課題であった。提案者の多くが一個人の経済的尺度で考え、広く使われるアプリケーションに必要とされるバジェットの感覚を持たなかったことが原因だろう。
|