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2004年度第1回未踏ソフトウェア創造事業  採択案件評価書


 



1.担当PM


 加藤 和彦 (筑波大学 電子・情報工学系 教授)



2.採択者氏名


 代表者

近藤 秀和(Lunascape株式会社 代表取締役)

共同開発者

なし



3.プロジェクト管理組織


 株式会社山利



4.委託金支払額


 10,991,745円



5.テーマ名


 人々の情報収集効率向上のための基盤ソフトウェア開発



6.関連Webサイト


 http://www.lunascape.jp



7.テーマ概要


 平成15年度未踏ソフトウェア事業で一部開発を行った超高性能ブラウザLunascape2,同ブラウザからシームレスに利用することが出来るオンラインブックマークシステムGaiaのブラッシュアップ、認証システムApoloの開発を行った.また,新規開発としてLunaBBSシステムの開発を行った。これらはいずれも、一般公開することを目標とて開発を行った。




8.採択理由


 提案者が開発したタブ型WebブラウザLunascapeは,すでに10万人のアクティブユーザを獲得し,前年度未踏で開発した新バージョンも優れた実用度を有していることから,本提案には十分な信頼度がある.今回の開発により,ブラウザ-サーバ連携による新たなWeb技術の展開を期待できる.



9.開発目標


 ※Lunascape2の開発に当たっては,下記を目標とした.
 ・一般の人が利用できる
 ・利用していてストレスがない
 ・他のブラウザが実現していない事をする
 ・世界一の機能を目指す

 ※Gaiaシステムの開発に当たっては,下記を目標とした.
 ・一般の人が利用できる
 ・システムとしての完成度を高める

 ※認証システムApoloに関しては,下記を目標とした.
 ・一般の人が利用できる
 ・システムとしての完成度を高める

 ※新規開発案件であるLunaBBSでは,詳細な権限管理が出来る掲示板システムの開発を行った.



10.進捗概要


 開発は順調に行われ,ほぼ予定通りの開発を行うことが出来た.




11.成果


 Lunascape2においては2004年12月1日にプレビュー版(α版)、2005年1月7日に正式版を一般公開した。その結果として、今までに20万ダウンロード以上を果たし、また複数の企業とLunascapeに関する提携を行うことが出来た。Gaiaシステム、Apoloシステムは関連事業者に向けβ公開をすることが出来た。またLunaBBSに関しては、ほとんどの機能が完成し、α公開することが出来た。



12.プロジェクト評価


 実用に即した開発を行い,2004年12月1日にLunascape2のプレビュー版を公開して依頼,2005年2月末に至るまでに20万件ものダウンロードを達成したことは,開発したソフトウェアの有用性を端的に物語っている.さらに,開発したソフトウェアに関して,複数の企業との提携も果たしており,産業界への展開も順調にテイクオフしつつある.「未踏」の一つの理想的な開発事例と思われ,高く評価できる.




13.今後の課題


 現時点においては開発事業者だけに公開している,Lunascape2以外のソフトウェアの公開をぜひ果たして頂きたい.
 Lunascape2については,英語化を行い,国際的な展開を期待する.
 ソフトウェアの無料公開を行いつつ,かつ,ビジネス上の収益を上げていくことは,容易なことではない.しかしそのようなビジネスモデルの確立は,今,正にソフトウェア業界で求められていることでもある.この点に関して,当開発者は現在,大変によいポジションにいると考えられる.ぜひ,新ビジネスモデルを切り開く先達となって頂きたい.


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