| 
Pcの普及に伴い、プレゼンテーションという行為の日常生活における割合は、以前よりも大きくなってきている。この増大に伴うプレゼンテーションの準備のためにかかる時間の増加は憂慮するべきものである。
Windowsでは、GUIで資料を作成するパワーポイントが代表的であるが、UNIXの世界ではテキストエディタで資料を製作していくマジックポイントのようなエディタタイプのプレゼンテーションツールを好むユーザも多い。
エディタタイプのプレゼンテーションツールは敷居が高いという欠点が存在するものの、資料の作成自体は習熟に従い短時間で行えるになるという利点を持っている。しかし、エディタタイプのプレゼンテーションツールはその数が少なく、また開発も活発に行われているとは言えない。そこで、本提案では新規にエディタタイプのプレゼンテーションツールの開発を行うことを目的とした。
まず、本提案において解決する事を目標とした問題点を以下に挙げる。
1. 文法が固定的である
2. 視覚デザインに対する柔軟性が欠如している
3. 画面以外への出力機能が貧弱である
これら全てを解決したプレゼンテーションツールは存在していない。そこで、本提案ではこれらの問題点を解消したプレゼンテーションツールを開発することを目標とした。
文法が固定的であるという点を解消するために、原稿を中間形式に変換し、それを更に解釈し、表示を行うこととした。これにより、原稿を中間形式へ変換するコンバータを書き足すことで新たな文法に対応できるようになる。中間形式としてはS式による独自形式とした。
また、視覚デザインに対する柔軟性が欠如しているという点を解消するため、視覚要素の定義に関しては別ファイルに分離できるようにすることとし、画面以外への出力機能が貧弱であるを解消するために、複数バックエンドを切替えて画像出力が行う事が可能なCairoというライブラリを採用することとした。CairoはKeith
Pacardが開発している、様々な出力デバイスに対応した新しいベクタグラフィックスのレンダリングエンジンである。
|