| 
ルートファイルシステムをP2Pで共有できる「どこからともなくブートするOS」を開発する。本提案ではどこにルートファイルシステムがあるのか不明なままP2Pからデバイスブロックを取得するデバイスドライバを作成する。作成するドライバは各ブロックをファイルとして扱えるループバックデバイス用となる。ループバックファイルはブロック単位で小粒度ファイルに分割され、各ファイル名を集めたブロックリストによって管理される。OSが各ブロックを必要とするとP2Pで対応ファイルがダウンロードして利用される。
「どこからともなくブートするOS」は、不特定多数が一斉にブート環境に適する。手元のハードディスクはキャッシュや個人のデータ保存領域として利用される。ここでのキャッシュはP2Pにおける共有領域も意味している。手元にキャッシュを置けば置くほど早くなるばかりでなく、他人への共有領域を広げることも意味している。また、OSの乗換えも再インストールを意味せず、ただ単にブート先のP2P指定を変えるだけなので、気軽に行なうことができる。この性質は公共財としてのOS環境として有用である。
|