IPA






2004年度第1回未踏ソフトウェア創造事業  採択概要


 



1.担当PM


 鵜飼 文敏



2.採択者氏名


 代表者

須崎 有康(独立行政法人産業技術総合研究所)

共同開発者

岡島 純(有限会社デジタルインフラ)



3.プロジェクト管理組織


 日本エンジェル・インベストメント株式会社



4.採択金額


 12,200,000円



5.テーマ名


 どこからともなくブートするOS



6.関連Webサイト


 



7.テーマ概要


 ルートファイルシステムをP2Pで共有できる「どこからともなくブートするOS」を開発する。本提案ではどこにルートファイルシステムがあるのか不明なままP2Pからデバイスブロックを取得するデバイスドライバを作成する。作成するドライバは各ブロックをファイルとして扱えるループバックデバイス用となる。ループバックファイルはブロック単位で小粒度ファイルに分割され、各ファイル名を集めたブロックリストによって管理される。OSが各ブロックを必要とするとP2Pで対応ファイルがダウンロードして利用される。
 「どこからともなくブートするOS」は、不特定多数が一斉にブート環境に適する。手元のハードディスクはキャッシュや個人のデータ保存領域として利用される。ここでのキャッシュはP2Pにおける共有領域も意味している。手元にキャッシュを置けば置くほど早くなるばかりでなく、他人への共有領域を広げることも意味している。また、OSの乗換えも再インストールを意味せず、ただ単にブート先のP2P指定を変えるだけなので、気軽に行なうことができる。この性質は公共財としてのOS環境として有用である。



8.採択理由


 昨年度の開発成果を元に、OSのbootstrapをP2Pネットワークを介しておこなうというシステムの提案であり、OSの配布、インストールの新しい方法のひとつをきりひらくものとして期待できます。PMとしてはkernel自体もP2Pネットワークからロードできるところまでを望みたいところですが、本未踏期間内ではやや難しいかもしれません。昨年度の開発実績もあるので遂行能力はあると判断しました。




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