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魅力あふれるロボットをめざして,実世界で動作する,動画で表現されたロボット(Image
Based Robot 以下ではIBRと呼ぶ.)を提案する.IBRは,人間社会に参加し,その時・場所の状況に応じて外見を変える.電子的な動画で構成されたIBRの身体は作成・加工・複製が容易なので,人間と同じように,個性的な外見のロボットが実現可能となる.
このようなIBRを実現するために,投影する動画の高い再現性が必要である.なぜなら,実世界に投影された人物動画を,インタラクティブ性をもった知的な対象と錯覚させる必要があるからである.そのためには,投影環境・ユーザ行動に適応して,投影時に動画を補正する必要がある.ところが現在,投影動画の大きさ調整・ゆがみ補正・背景のマッチングなどといった補正を,統合的に実時間で処理する基盤ソフトウェアは存在しない.また,実世界におけるIBRの表示・状況認識のために,可動ビデオプロジェクタやRFIDセンサなどを制御する必要がある.しかしながら,これらのハードウェア制御を行う簡便なソフトウェアは存在しない.
そこで本提案書では,IBRに特化した動画投影の補正・ハードウェア制御のための基盤ソフトウェア,IBR-Engineの開発を説明する.IBR-Engineを開発すれば,機械的な身体を持ったロボットが本質的に抱える,外見の柔軟性の欠如と設置・メンテナンスの困難性といった問題を解決できる.つまり,外見の柔軟性と設置・メンテナンスの容易性を備えた新しいロボットとして,IBRを実現できる.
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