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温度計や湿度計と同じような計器を、情報機器を使って面白くするとどうなるか。ある空間の情報を可視化するということは、つまりそういうことなのではないかと思う。
昨年度の「共感する部屋」では、センシングデバイスによって得られた環境情報
( 温度、湿度、光量、人の動き、音 ) を可視化し、写真立てのようなディスプレイに表示するシステムを開発した。また、このシステムはセンササーバによってある部屋の環境情報をネットワーク上に配信することができ、これにより他の部屋から部屋の状況を確認することができるため、他の部屋の状況を直接知るのではなく、「なんとなく」わかることができるシステムでもあった。
ここでは空間内の人に「共感」するイメージを出力することを目指していた。しかし、「共感」にこだわりすぎたが故、表現の幅が少し狭くなってしまったように感じた。そのため本提案では部屋の様子を純粋に可視化することで、空間の計器や、空間をのぞく窓としてのイメージを開発することを目的とする。
空間情報という絵の具と、プログラミングという筆を使い、様々なデバイスという紙の上に描く。そこにはきっと新しい情報の景色が描かれることだろう。さらに、その景色の奥に情報技術の新しい側面を発見できるだろう。

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