| 遺伝的ペインティングは、ペイント過程の一部を固定的な状態ではなく、変更・交換可能な状態とする絵画の描き方で、作品はひとつでありながら、無数のバリエーションをパラレルに保持する新しい創作様式です。遺伝的ペイントシステムは、新しいアートテクニックとしての遺伝的ペインティングの考え方を提唱し、普及させるためのソフトウェアです。
遺伝的ペイントシステムは、通常のペイントシステムと同じように筆などのツールで絵を描き進めます。描画の全過程はメモリー上に蓄積され、途中のどの部分も変更が可能です。ここで、加えた変更をパラレルに共存させることができます。並存し、重ねあわされた要素は、組み合わせによって無数のバリエーションを生み出します。いわば生物の遺伝子における個体差を定義しながら、種の遺伝子を作っていくのが遺伝的ペインティングです。
遺伝的ペインティングは、自分の作品でありながら、自分の予想を超える結果を生み出すことができ、画家やグラフィックデザイナーの新しい表現領域を切り開きます。また遺伝的ペイントシステムは、共通する型をもつ作品を交配することによって、コラボレーション・ツールになり、美術教育や総合学習の実践にも役立ちます。多数のオリジナル作品を生成し、アートに新しい市場モデルを提示できます。

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