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Microsoft PowerPointに代表されるプレゼンテーションソフトは、アニメーション効果を利用した高い表現力や再利用性を備え、講演者に多くの恩恵をもたらした。反面、この急速な進歩は、表現と講演者の間に、ある種のいびつな関係をもたらした。キーボードによるスライド操作のミスや、スライドに直接書き込むことのできないもどかしさは、講演をする者であれば誰しも体験をする問題である。
本プロジェクトでは、これらの解決するために、実世界志向のプレゼンテーション支援インタフェース「Afterglow」(=余韻、残光の意)の開発を行う。Afterglowを使うと、講演者は、レーザーポインタをひょいと動かすだけで、プレゼンソフトに命令を実行させることができるようになる。また、レーザーポインタをペンのように使ってスライドに下線を引いたり、注釈を入れたりすることができるようになる。
Afterglowは、一般的に用いられる「PC+液晶プロジェクター+レーザーポインタ」の組み合わせに、カメラを加えたハードウェアの上で動作する。カメラは液晶プロジェクターから投影される画面を見渡せる位置に設置する。Afterglowはカメラを利用することで、「光の指示棒」でしかなかったレーザーポインタを、光の「指揮棒」「ペン」へと格上げするインタフェースである。
開発は、ユーザビリティ調査をプロセスの軸に据え、初心者でも簡単に操作できるインタフェースとして完成度を高める。プロジェクト終了後は商用化を目指して、液晶プロジェクターの製造・販売メーカーに対して、バンドルソフトとしての採用を働きかける。
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