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このシステムにはCoffeeMakerという名前がつけられた.
前期に加えて,残っていた最後の印刷機能も含めて所期の計画はすべて完了した.また,入力・編集機能,階層構造表示機能も改善が進んだ.PowerPointをベースにしているが,PowerPoint本来の機能,操作性,効率に一切悪影響を及ぼさないアドイン実装ができたことは特筆に値する.実際,CoffeeMakerを用いて階層化されたPowerPointファイルを,CoffeeMakerがインストールされていないPowerPointでプレゼンしてもまったく影響が及ばない.
細かい機能の説明は丸山君のWebページに任せるとして,ここではどんなインタフェースになって,どんなものができるのかをほとんど図だけで示す.中間報告の図と重複するものがあるが,説明的で,かつ改良の跡があるので再掲する.
(1) 階層構造情報の入力と編集
PowerPointの中で,CoffeeMakerのアイコンをクリックすると最初に現れる画面は丸山 図3である.左側に階層入力のためのツリーが現れる.必要ならば丸山
図4のようなポップアップメニューを出すことができる.
丸山 図3 システム起動時の外観
丸山 図4 ポップアップメニュー
(2) 階層構造情報の表示
丸山 図5を見れば一目瞭然であろう.階層構造のみならず,重要度情報など,表示はこれでもかと思うほど広いバリエーションでカスタマイズ可能である.それを指定する設定ダイアログの一部を丸山
図6に示す.
背景設定ダイアログで設定した内容は,画像ファイルも含めて自動でPPTファイルに保存されるようになっている.そのため,基本的に設定の保存や読み出しは必要なく,プレゼンテーションファイルの持ち運びも従来と全く同じ感覚でできる.加えて,別のプレゼンテーションに設定を移したい場合にそなえ,設定ファイルを単独でエクスポート・インポートできるようになっている.
(3) 階層構造情報の出力
CoffeeMakerでは,階層エディタで入力した階層情報等をもとに,印刷資料を作成することができる.階層構造はスライド上部の見出しとスライドの背景色として反映される.丸山
図7はCoffeeMakerで出力した印刷資料の一例である.印刷資料の設定も設定ダイヤログで行なう.
印刷資料上で,スライドはそれぞれ一枚の画像オブジェクトとして配置されており,PowerPointによる操作が可能である.そのため,スライド間の関連などをあとから上に描画することができる.丸山
図8はスライド間の関連情報を付加した例である.このような情報により,印刷資料の分かりやすさの向上が図れる.

丸山 図6 出力された印刷資料にスライド間の関連情報等を付加した例

丸山 図7 階層構造を反映した印刷資料の例

丸山 図8 出力された印刷資料にスライド間の関連情報等を付加した例
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