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近年, インターネット関連技術の急速な発展を背景として,デジタル撮影機器が手軽に利用できるようになった。
また, ハードディスクを始めとする, 記憶装置の大容量化と低廉化が進むにつれて,画像データを大量に記憶させることも可能となった。
このような背景の下, ウェブカメラや監視カメラを用いた常時撮影・常時記録が次第に普及しつつある。
しかしながら現状では, 蓄積された画像データが,必ずしも十分に活用されていない。
そこで本提案では, 蓄積された画像データの活用を目的として,各種の画像解析システムで共通して利用可能な, 移動物体分離システムを開発する。
このシステムは, 固定カメラにより, 連続的に撮影された大規模な時系列画像データを対象として,画像中の移動物体を
速度別に自動分離することを特色とする。
具体的には, 時系列画像を入力として,時間領域および空間領域での解析を行い,移動物体部分と背景画像部分とに分離して出力する。
また本提案では, 移動物体分離システムを組み込んだ応用ソフトウェアとして,時間短縮アニメーション作成ソフトウェアを開発する
時間短縮アニメーションとは,樹木などが比較的長期間に渡ってゆっくりと変化していく様子を,30秒や 1分といった短時間で再現する
アニメーションのことであり,本件では,
移動物体分離システムを利用して,駐車している車や人通りなどを効果的に分離・除去した時間短縮アニメーションの作成を行う。
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