ソフトウェア・エンジニアリング プログラム詳細

特別講演

会場:富士1(2階) 13:40-14:40
「日本のものづくりの強み・弱みと高信頼システム開発に向けての取組み」
■ 概要
日本のものづくりは、高品質の製品を生み出すことで評価を得てきたが、最近になって、品質面での課題が指摘されている。特に、高品質を説明・証明する点で課題が大きく、機能安全や第三者検証(IV&V)などへの取組みが求められている。本講演では、日本のものづくりの強みと弱みについて、すり合わせ型の組織と製品開発、技術者の意識に支えられた品質、ボトムアップの設計などの面から議論し、日本の強みを活かして高信頼システムを開発するための方向性について述べる。また、機能安全など高信頼システムのため開発技術とその動向を概説する 。
■ 講演者略歴
高田 広章氏高田 広章 氏
(名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター センター長・教授)

1988年 東京大学大学院 理学系研究科 情報科学専攻 修士課程 修了。東京大学 理学部 情報科学科 助手、豊橋技術科学大学 情報工学系 助教授等を経て、2003年より名古屋大学 大学院情報科学研究科 情報システム学専攻 教授。2006年より附属組込みシステム研究センター長を兼務。リアルタイムOS、リアルタイム性保証技術、システムレベル設計、消費エネルギー最適化、車載組込みシステム、機能安全等の研究に従事。オープンソースのリアルタイムOS等を開発するTOPPERSプロジェクトを主宰。情報処理学会 組込みシステム研究会 初代主査。博士(理学)。


講演

会場:富士1(2階) 14:50-15:20
「非機能要求(要件)に関する取組みと『非機能要求グレード』の展開」
■ 概要
要求分野、特に非機能要求(要件)に関する様々な取組み状況を紹介します。その中で、システム基盤の発注者要求を見える化して正しく伝えることにより信頼性向上を目指す「非機能要求グレード」について、その概要に加え、クラウドコンピューティングを含む新しいインフラ環境に向けた展開の考え方を説明します。
■ 講演者略歴
柏木 雅之氏柏木 雅之
(IPA ソフトウェア・エンジニアリング・センター 研究員)
1983年に富士通株式会社に入社。ミドルウェアの開発などに従事後、2003年よりSE部門の技術支援に従事。
2010年4月より(独)情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センターに出向中。非機能要求グレードの普及検討活動やアジャイル型開発のガイドライン検討などに従事。

講演

会場:富士1(2階) 15:25-15:55
「組込みソフトウェアの信頼性向上に向けた品質・信頼性定量コントロール手法」
■ 概要
組込みソフトウェアの信頼性向上のためのシステムプロファイリング、品質・信頼性目標の設定の基本的な考え方や、品質メトリクスを活用した品質・信頼性コントロール手法を紹介する。
■ 講演者略歴
平山 雅之平山 雅之
(IPA ソフトウェア・エンジニアリング・センター 主査)

(株)東芝 ソフトウェア技術センター 参事兼
IPA/SEC 組込みソフトウェアプロジェクト主査兼
東海大学 専門職大学院 組込み技術研究科 客員教授
専門はソフトウェア品質・信頼性技術。
情報処理学会 組込みシステム研究会運営委員、ISO/IEC/SC7/WG10,20委員、博士(工学)


講演

会場:富士1(2階) 16:00-16:30
「『統合システム』の安全性・信頼性の確保への挑戦」〜統合系プロジェクト設置のねらいと取組みの方向について〜
■ 概要
今やすっかり国民生活のインフラとなったインターネットが無数のローカルネットの連携で成り立っているように、今後到来するスマート社会においては、本来固有の目的のために設計・開発・運用されている異種システム同士が連携して全体システムとして機能していく「統合システム」が新たな社会インフラとして国民の安全・安心を支えていくことになる。特に、統合システムの安全性・信頼性を確保していくためには、統合システムの持つ従来にない特徴と課題を正確に踏まえ、新たな取組みを開始していくことが重要である。当センターでは、こうした問題意識の下、今年度に統合システムの安全・信頼性対策の強化を目的に新たな取組みを開始することにした。本講演では、統合システムの安全性・信頼性を考える上で必要とされる新たな視座と取組みの方向性について概説する。
■ 講演者略歴
立石 譲二立石 譲二
(IPA ソフトウェア・エンジニアリング・センター副所長)
昭和33年東京都生まれ。東京工業大学大学院修了後、昭和60年通商産業省(現経済産業省)入省。平成3年同省機械情報産業局情報処理振興課課長補佐在職中は、現在の情報処理技術者試験体系ベースとなる初めての試験制度の設計を担当。平成6年米国ボストン大学メトロポリタンカレッジ留学。その後、大臣官房調査統計部、資源エネルギー庁原子力発電課を経て、平成10年に生活産業局技術審査委員(人間生活工学担当)。平成16年内閣官房安全保障・危機管理担当参事官の一人として、「情報セキュリティセンター(NISC)」設立に参画し、政府機関及び重要インフラの情報セキュリティ対策の強化に尽力。その後、平成18年から経済産業省製造産業局製鉄企画室長を経て、平成20年7月より現職。平成21年4月より東京工業大学大学院理工学研究科非常勤講師。

パネルディスカッション

会場:富士1(2階) 16:40-18:00
「第三者検証で出来ること、出来ないこと〜利用者を意識した品質の確保に向けて〜」
■ 概要

討議項目
第三者検証とは?今、なぜ第三者検証が必要なのか?それによってどういう期待効果があるのか?
第三者検証はどういうケースで必要なのか?今後、重要となる分野は何か?
第三者検証と第一者の検証受託とでは何が違うのか?規格認証との違いは何か?
第三者検証とは、具体的にどのような検証をするのか?妥当性確認とは何か?
第三者検証のオーバヘッドは、膨大にならないのか?解決アプローチは何か?
ユーザ情報の取り扱いの難しさとは?利用品質とは何か?

聴講者の皆さんに残したいメッセージ
第三者検証は、我が国の国際競争力の維持・強化に必要とであり、利用者の安心・安全・快適にも繋がるものと考える。
多くの企業が第三者検証を意識した取り組みを進めることを提案したい。

■ コーディネータ略歴
田丸 喜一郎田丸 喜一郎
(IPA ソフトウェア・エンジニアリング・センター主査)

・1981年慶應義塾大学工学研究科博士課程修了。工学博士。
・同年、株式会社東芝入社。
半導体技術研究所、本社技術企画室、先端SoC開発センター等で従事。
・2010年より現職。統合系プロジェクトサブリーダ兼組込み系プロジェクトサブリーダ。
・一般社団法人組込みスキルマネージメント協会理事、東海大学専門職大学院組込み技術研究科客員教授、九州工業大学情報工学部客員教授などを兼任。

■ パネリスト略歴
高田 広章氏高田 広章 氏
(名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター センター長・教授)
1988年 東京大学大学院 理学系研究科 情報科学専攻 修士課程 修了。東京大学 理学部 情報科学科 助手、豊橋技術科学大学 情報工学系 助教授等を経て、2003年より名古屋大学 大学院情報科学研究科 情報システム学専攻 教授。2006年より附属組込みシステム研究センター長を兼務。リアルタイムOS、リアルタイム性保証技術、システムレベル設計、消費エネルギー最適化、車載組込みシステム、機能安全等の研究に従事。オープンソースのリアルタイムOS等を開発するTOPPERSプロジェクトを主宰。情報処理学会 組込みシステム研究会 初代主査。博士(理学)。

西川 賢司氏西川 賢司 氏
(トヨタ自動車株式会社 制御ソフトウェア開発部 基本ソフトウェア開発室 主査)

京都大学大学院 工学研究科 終了後、トヨタ自動車株式会社入社。第2電子技術部にてシャシー制御システムのソフトウェア開発に従事。その後トヨタモータヨーロッパへ出向し、シャシー制御電子システムの現地開発を担当するとともに、AUTOSARステアリングコミッティのトヨタ代表としてAUTOSAR標準仕様の策定活動に積極的に参加。
現在、制御ソフトウェア開発部 主査としてAUTOSARの活動に引き続き従事するとともに、ソフトウェア機能安全の社内活動も牽引。

千歩 孝氏千歩 孝 氏
(東芝情報システム株式会社 理事 サービス&テスティング・センター長/一般社団法人IT検証産業協会理事)

■業務経歴
1.ソフトウェア開発
−東京電力向け給電所制御システム(プロコン)
−基幹系システム開発(オフコン)
2.日本語UNIXステムの営業技術支援
−東芝UXシリーズ
−SUNワークステーション
3.日本語PC-NFS(SUN社OEM)パッケージ事業推進
4.ネットワークシステム(TCP−IP)事業推進
−汎用機(ミニコン、スパコン)+UNIXサーバ+PC
5.システム運用管理業務のITILソリューション推進
6.ソフトウェア第三者検証サービスの推進

鱗原 晴彦氏鱗原 晴彦 氏
(株式会社U’eyesDesign代表取締役/特定非営利活動法人人間中心設計推進機構 理事・事務局長)

1982年金沢美術工芸大学産業デザイン科工業デザイン専攻卒業。 1990年株式会社ノーバス設立に参加。)
2001年株式会社U’eyes Design(旧社名:ユー・アイズ・ノーバス)設立代表取締役就任。 )
2005年特定非営利活動法人人間中心設計推進機構 初代理事長就任、現事務局長。)
「使いやすさ研究所」主宰。 )
筑波大学大学院、首都大学東京非常勤講師。

鈴木 祥夫氏鈴木 祥夫 氏
(日本ノーベル株式会社 代表取締役)

昭和58年日本ノーベル株式会社にソフトウェア開発会社を経て入社、平成19年10月より代表取締役となりました。
LINUXの元であるUNIXが日本に導入され始めのころより英語版システムの日本語化や移植の受託業務に携わり、その後は主に自動車関連の自動検査システムやメモリ検査システムの受託開発を手がけてきました。
自社製の自動検査システムの企画、開発も進め、1992年より組込み開発で使用されるC/C++コンパイラのための品質評価システムの開発を開始し、コンパイラ評価サービスとして継続しております。また、組込OSのμITORN4.0の準拠性を自動評価するシステムの企画、開発をしました。2000年より携帯電話に組み込まれたソフトウェア動作を実機で自動的に確認する検査システムを企画、開発を始め、現在では各種組込機器に対象を広げた自動検査システムQualityCommanderとして販売しております。検査の方法や、自動化について取り組んでまいりました。

梅原 徹也氏梅原 徹也 氏
(経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 課長補佐(技術担当))

1994年4月 通商産業省入省 資源エネルギー庁石炭部
1996年4月 工業技術院 総務部総務課
2000年7月 基礎産業局 材料技術戦略室(ナノテクノロジー推進室)
2003年7月 地域公団(現・中小企業基盤整備機構)
2006年6月 製造産業局 航空機武器宇宙産業課
2009年5月 商務情報政策局 情報処理振興課
現職


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